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DAOワーク Web3時代の新しい働き方

「NFTによる地方創生を推進する」をミッションに掲げる札幌発のスタートアップあるやうむ社。そこで、広報を務めるたーなーさんがVoicyにて「保存版。DAOとは?を本気で考える」と大上段で構えた放送を公開されていたので拝聴しました。

気合が入り過ぎて、1時間42分もあります(笑)。

「純度100%のDAO」を目指し、1か月の活動期間を経て雲散霧消した伝説のプロジェクトBQN。こちらに対する熱い想い出話から、どうしたら機能するDAOは作れるのかについて、議論白熱。途中、讃岐うどんの名店「よしや」の大将「Udon1号」さんも参戦し、盛り上がりました。

結局は、何を持ってDAOと言うかに尽きるのですが、責任者を排した完全な分散型のDAOは機能しないというのが、ここでの結論になった様です。

今回のたーなーさんの放送を聴いて、私なりに「Web3時代の新しい職場DAO」として、再度、整理してみました。

<web3時代の新しい働き方>

1.求心力や判断基準となるパーパス/理念がある
2.各人は自由意志で参加すること、離脱することができる
3.固定化されたレイヤーがなく、個々人が自由に活動できる
4.情報が全員にオープンになっている
5.治安及び生産性を担保する為にルールが定められており、固定化されていないレイヤーは許容する
6.こうした組織を機能させる為の中央的責任者が存在する

単なるサークルや憩いの場であれば、完全分散型でも良いですが、「職場」と名乗り業務委託を受けるのであれば責任者不在では機能しない。発注側の企業からすると、そんな無責任な組織に業務委託できません。

中央が存在することではなく、レイヤーが固定化されメンバーに自由度がないことが問題。責任者が存在することが問題なのではなく、自由意思で離脱できないことが問題である。こう整理することですっきりしました。

カラーバス効果かも知れませんが、最近、DAOワークに関する発信が増えた気がします。ご参考まで、いくつかご紹介させて頂きます。

■あるやうむ代表の「29おじ」こと畠中さんが、DAOワークについて熱く語った放送。NFT界で秘書業務の女神と呼ばれる「たふ」さんとの対談で激しくインスパイアーされて、いてもたってもいられなくなり対談直後に収録したもの。

■普通の主婦「ゆず茶」さんが、ひと妻DAOでの活動を通じて、活躍が認められ、企業案件に抜擢された一連の経緯を言語化した放送。当事者の生声を通じてDAOワークのリアルが伝わります。

■人口800人。NFTを活用を通じた限界集落の挑戦として有名な「山古志DAO」。山古志DAOの主要メンバーであり、ひと妻DAOにも所属するRuiさんによるインタビュー。内容は、ひと妻DAOで受託した企業案件に参画したたふさん、たざさんをお招きして、企業案件をどの様にDAOで進めて行ったのか、企業案件への参画を通じて得られた気づきや、今後のDAOワークの可能性について深堀しています。

■同じくRuiさんによるインタビュー。こちらは、大企業側のプロジェクトリーダーを務めたフミさんとひと妻DAO代表の小林すみれさんをお招きした対談。発注側、受注側双方のリーダーの視点での気づきや工夫、苦労について語られています。

■Ruiさんによるインタビュー第3弾。ライターのけのさん、デザイナーのテリヤキさんをお招きして、即席チームで結果を出すコツと苦労に関するヒアリング。「普段のDAO活が実質的な訓練になっていて、DAOワークに繋がっている」という感想が印象的。

■Web3・DAOを用いた事業に注力する起業家輩出のスタートアップスタジオ、ガイアックスさん。こちらは、3 stepで中央管理者の居ない完全分散自走DAOの事業化に挑戦中。

■最後は、NFT Marketing Orchestra(NMO)というNFTマーケティングのオンラインコミュニティーの総帥Konさんによる「Web3時代の働き方<入門編>」。NMOメンバーの知見を結集し、DAOワークのリアルを伝え、今後、どの様に関わったら良いのかを指南した講義。

<告知>

「ひと妻DAO」及び新事業共創サービス「エンゲルス」では、DAOワークに挑戦したい仲間を募集中です。下記のディスコードリンクよりご訪問ください(登録無料)。女性に限定したコミュニティーではなく、男性の方も大歓迎ですので、お気軽にお越しください。

<追記(1/11)>

この2年間、「ひと妻DAO」代表としてさ、まざまな実証実験を通して蓄えたコミュニティ運営の知見。その集大成となる超有料級記事が、和泉(小林)すみれさんより公開されましたので、ご紹介いたします。

既にコミュニティー事業に携わっている方のみならず、コミュニティーマーケティングを検討中のマーケター必読の内容です。


いつもお読み頂きありがとうございます。サポート励みになります。皆さまとの交流をどんどん広げていければと思います。