見出し画像

メタバースの中で育ったと言われるZ世代 果たして実態は!?

Z世代に特化した最新トレンド情報を届けてくれるメディアYPulse。今回は、Z世代はメタバースを日常的に使いこなしているのか?を解説してくれています。

結論から申し上げると、現時点ではWeb2.0ベースのオンラインゲーム(フォートナイト、ロブロックス等)の方が圧倒的に支持されており、Web3をベースとしたディセントラランド等のメタバースは、まだあまり普及していないとのことです。

実際には、フォートナイト、ロブロックス等もNFT/Web3対応化しつつありますが、ディセントラランドの様に最初からWeb3を基盤に構築しているサービスとの対比でこの様に表現していると理解しました。

私自身もディセントラランドに実際に入ったことはありませんが、下記の解説記事を見る限り、「新しいテクノロジーを使って色々な可能性がある」ことをアピールしている段階

  • フォートナイト:純粋にフォートナイトで遊びたい

  • ロブロックス:色々なゲームで遊べて楽しい。自作ゲームも作れる

  • アクシー・インフィニティ:ゲームで稼げる

と言った、利用者を引き付けるユースケース(利用や参加する動機)が弱く、「投資」の側面ばかり先行しているとの印象を持ちました。もしかしたら、オンラインカジノあたりが、今後、キラーコンテンツになっていくのかも知れません(←法律や税金の扱いがややこしそうですが)。

先日、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)でマーク・ザッカーバーグが語ったメタバース構想に、今一つときめかないという記事を書きました。これに似た印象。

同じく、SXSWでは「メタバースで土地を買うのは時期尚早」という話も出ていました。

ディセントラランド内で流通している独自トークンMANAに関し、以下の通り注目されています。

20年2月時点では1MANA約8円だったところが、21年3月になって100円を超えるまでに上昇。10倍以上価格が上昇した背景には、同時期のNFT関連銘柄の高騰や、米老舗ゲーム会社がDecentraland内でカジノ建設を発表したことなどが考えられます。

その後、数か月以上大きな変動はありませんでしたが、21年11月には爆発的な上昇をみせ、同月25日時点で1MANAで600円を超えるまでに。これには、前述したようなFacebook社の社名変更や、メタバース関連企業に巨額の出資が相次いだことにより大きな注目を集めたことが理由として挙げられます。

出典:コインポスト

一方、直近の値動きを見ると300円前後まで落ちている模様。

出典:Coinmarketcap

フォートナイトやロブロックスは友人と一緒に遊びたいから勧誘する。アクシー・インフィニティ―の場合は、「稼げるよ」と友人を勧誘する。という形で自然と参加者が増えていく

ただし、「稼ぐ」目的の場合、他の選択肢との比較で割が良いかが判断材料となる。アクシー・インフィニティ―の場合は、1日に稼げるのが$30~$70程度と言われており、フィリピン人やインドネシア人にとっては魅力的であるが、米国人や日本人にとっては、それほどでもないということの様です。

テクノロジーの進化とユースケース(利用や参加する動機)が相互依存しながら、新しいサービスが発展していく。これが、歴史の教え。

この先、どの様なユースケースが開発され普及していくのかに注目です。

いつもお読み頂きありがとうございます。サポート励みになります。皆さまとの交流をどんどん広げていければと思います。