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執行猶予を終えた青汁王子がビジネスとインフルエンサーの二刀流宣言

賛否が分かれる青汁王子ですが、私は「賛」の側です。単に美女とイケメンが好きということもありますが(笑)、積極果敢にチャレンジしている人を応援したいという気持ちが強いです。一緒にわくわくできる。

今回、YouTubeで公開された動画を観て、青汁王子のビジネス嗅覚の鋭さを改めて実感したので、急遽、noteを書くことにしました。

脱税の罪が宣告され、インフルエンサーに転身してしばらくは、ひたすら誹謗中傷され続けた。その中で、徐々に自分に賛同・養護するコメントが増えていった。

とさらって言っていますが、これ、並みのメンタルではできないですよね。まず、ここが、純粋にすごいと思いました。

そして、一番、響いた点。noteに書き留めて置きたいと思ったポイントは、「インフルエンサーとして培った影響力を活かしてD to Cビジネスモデルを変革していく」という宣言。

これだけ聞くと、インフルエンサーが企業案件を受けて宣伝するという良くある話と誤解されそうですが、さにあらず。

D to C不況の主因は、広告費ばかりに投資し、肝心の商品(品質)への投資がないがしろにされているところにある。という独自の分析から、「本当に価値のある良い商品を発掘し、それを自分の影響力で売っていく」というビジネスアイデアを披露。

これは、すごい!!と思いました。

私の理解では、「口利き料」を取るのではなく、実際に販売代行することでレベニューシェアを行う。売れれば、生産者も王子も儲かるというモデル。

これまで広告費として使用していた経費(*D to Cビジネスでは一般的に売価の40%程度が広告費。それくらいかけないと売れない)を商品の品質向上あるいは売価ダウンに充てられる(王子のマージン分は差し引かれますが)。

王子の強みは、単なるインフルエンサーではなく、実際にD to C事業で成功を収めた実業家である点。その実業家が本気で目利きをして商品を見定める。動画中、何度も「選定は本当に厳しいですよ」と念押ししています。

そもそもDtoC事業ってサステナブルではないという着眼点。DtoC事業の原価率は概ね15~20%程度。売価の8割が商品以外に使われたコスト(事業者の利益を含む)でそれを消費者が負担させられているということですから。

広告費、更には配送費(フルフィルメント費用)に対するイノベーションは、今後も大きなビジネスチャンス。

早速、そこに目をつけた青汁王子。恐らく、商品選定のすべてをご自身でされるのではなく、日本全国から精鋭の目利き部隊を集め「チーム青汁」を結成するのではと予想します。

YouTubeで商品選定の舞台裏を紹介しながら、商品の優位性を王子が熱弁する。そう考えると、ジャパネットたかたの進化系とも言えるかも知れません。YouTubeやSNS主体に展開することで、テレビ局に媒体費を払う必要なし。逆に再生が回れば、YouTubeからも収益が得られる。

先日、優れたビジネスモデルを構築するにはバリューチェーンを熟知する必要がある」という話をnoteで公開しました。今回の話は、まさにそのお手本と言えると思います。

青汁王子が、この先、どんな手を繰り出してくるのか目が離せません。

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