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Robloxがユーザー数(DAU)10億を目指し着々と成長

フォートナイトと人気を二分するゲーム、メタバースのプラットフォーム大手のRoblox。日本ではまだまだ認知が低いと思いますが、グローバルでは、ユーザー数(DAU)10億人を目指して着々と成長しています。

米Robloxが運営する​「Roblox(ロブロックス)」は、プレイヤー自身がゲームを作って公開できるほか、他のプレイヤーが作ったゲームを遊べるプラットフォームです。ゲーム内通貨「Robux(ロバックス)」を介して、アバターやアイテムなどが盛んに売買されているほか、企業とのタイアップやライブイベントなども各国で開催され、世界有数の“メタバース”として広く知られています。2021年3月には、ニューヨーク証券取引所へ上場しました。

■2023年第3四半期の売上:7億1,322万ドル(約1,076億円)
■同営業損失:営業損失は2億7,715万ドル(約418億円)
■アクティブユーザー数(DAU):7,020万人
■ユーザー支払総額:8億3,950万ドル(約1,266億円)
■ユーザー1人あたり支払額:11.9ドル(約1,795円)

先日、16言語のリアルチャット機能を導入。現状、180カ国のユーザーが毎日24億通、年間で9,040億通のチャットメッセージを送っている。サーバー内ユーザーの約3分の1が、自分と違う言語の人とチャットしており翻訳が必要。

これにより、ゲーム・エンタメ領域にとどまらず、ビジネス領域の取り込みも目論むとのこと。グローバルなオンライン会議やセミナーはRoblox内でとなる日も近いのかも知れません。

2年前に「米広告代理店によるメタバース内オフィス設置が加速」と記事化した際は、まだ実現性が低い感じですが、ここにきて一気にリアリティが増した様に感じます。

直近の話題として、東京都がRoblox上に「Hello TOKYO Friends」という公式ワールドを開設。インバウンド客向けに東京をより楽しんでもらおうという企画。こういうリアルの予習・復習的な使い方は面白いと思いました。

Robloxは、先日、ドラえもんも進出という記事を公開しました。

ちょうど1年前、「メタバースの勝ち筋」として、「フォートナイトは全世界で4億人のユーザーを抱え、スキンの年間売上高が4,600億円。ボッテガベネタ社の売上が1,600億円程度なので、フォートナイトを展開するエピック社は、もはやアパレル企業と呼んでも過言ではない」とご紹介させて頂きました。

先日、ディズニー社がEpic Games社(フォートナイトの親会社)に2,200億円規模の投資というニュースも発表されたところ。

今後、フォートナイト、Robloxの二大巨頭が牽引する形で、更なるメタバースの普及が加速していくものと思われます。

最後に、私も活動しているMetagri研究所所長の農情人さんも、本テーマでわかりやすい記事を書かれているので、併せて紹介させて頂きます。


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