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[kinToys] kintoneで定型文を作るテンプレート機能

こんにちは、キン担ラボの本橋です。

本橋です

Wordの『差し込み印刷』機能はご存知でしょうか。『あらかじめ作成しておいたテンプレート』に住所氏名電話番号などを流し込んで完成形の文章を作成してくれる機能のことです。一般的にはテンプレート機能と呼びます。

この記事では、kinToysに実装したテンプレート機能の文法について説明します。まだシンプルな置換とサブテーブル対応くらいまでですが、機能は順次増やしていきます。

年賀状を作ったり、領収書を作ったり、メールの定型文を作成したり、そんな場面でテンプレート機能が役に立ちます。(過去記事でも紹介しています)

kintoneでテンプレート機能を実現するカスタマイズやプラグインなどは多々あるかと思います。何しろ便利な機能ですからね。kinToys版はそれらの軽量版の機能だと思ってください。

kinToysはブラウザ拡張なので、インストールしてしまえばどこのkintoneでも使えます。個別のkintoneアプリに設定する必要はありません。お手軽です。


%プレースホルダ%記法

テンプレート機能は、%で囲んだプレースホルダを文字列で置換する形で実装しています。プレースホルダ(place holder)というのは、場所(place)を予約(hold)しておくタグのようなものです。%文字列__1行_% のようにフィールドコードを%の間に挟み込んで記述します。

フィールドコードをプレースホルダとして記載しておくことで、テンプレートの中にフィールド値を流し込むことができます。

フィールドコード記法

さきほど説明したように、フィールドコードを%で囲うことで、フィールドの値と置換するテンプレートです。一行文字列、複数行文字列、ドロップダウン、ラジオボタンに対応しています。
なお現時点ではユーザー選択とかは [Object] みたいな表記になってしまいます。順次対応していきます。

%文字列__1行_%は文字列と置換するテンプレートです。
こんな値を入れてあるとすると
あいうえおは文字列と置換するテンプレートです。


サブテーブル記法

任意の行数を設定できるサブテーブルに対して、サブテーブルの各行をそれぞれテンプレートに流し込み、繰り返し処理を行う記法です。

%テーブルのフィールドコード{

から、

}%

の間にサブテーブルが持っている各カラムのフィールドコードをフィールドコード記法で配置することができます。

%段落テーブル{
▼%文字列__1行__0%
%文字列__複数行__0%
}%
こんなサブテーブルが対象です

▼これは段落の見出しです
段落の中身です。
改行も可能で、複数行のテキストを置換することができます。

▼第二段落の見出しです
第二段落の中身です。

インデックス記法(未実装)

(次のバージョンで対応予定です。現時点では未対応です。)

一覧画面にリストアップされているレコードを対象にテンプレートに流し込む機能です。

kinToysのインストールについて

kinToysは https://kintoys.app か、Chromeウェブストアに直接アクセスしてインストールしてください。

日常業務のお供にkinToysをお試しください。

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