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OUT OF 48

OUT OF 48

すごく久しぶりに記事を書きます
この間にもいろいろありました

岡田奈々の卒業
18期のお披露目
単独コンサートとチーム制の廃止発表
チーム8の休止コンサート
卒業発表ラッシュ

それらをまとめてそろそろ何か書こうかと思ってたら、もっと書きたいことが

OUT OF 48
AKBメンバーと一般参加者で新しいグループを作るというオーディション番組

この前6月22日深夜の放送で、第何次審査になるのでしょうか、6人8チームの48人から24人に絞るという発表がありました
しかも、ダンスと歌唱の表現力に基づく順位順に発表

かつての選抜総選挙や最近の歌唱力No.1決定戦、Showroomのイベントなど、順位をつけられることに慣れているAKBメンバーですが、ダンスと歌の総合力で順位をつけられるという経験はそうないはず

長くAKBを見てますが、あまり記憶にありません

で、結果が以下です。

1位 倉野尾成美(チーム倉野尾)
2位 小栗有以(チーム小栗)
3位 佐藤綺星(チーム佐藤)
4位 浅井七海(チーム佐藤)
5位 坂川陽香(チーム佐藤)
6位 下尾みう(チーム下尾)
7位 陳佐沙(一般参加者、チーム下尾)
8位 山内瑞葵(チーム山内)
9位 古山菜々美(一般参加者、チーム古山)
10位 渡邉花恋(一般参加者、チーム中森)
11位 中村釉香(一般参加者、チーム古山)
12位 田中怜衣(一般参加者、チーム倉野尾)
13位 佐藤涼風(一般参加者、チーム迫)
14位 迫由芽実(チーム迫)
15位 成石亜里紗(一般参加者、チーム小栗)
16位 成田香姫奈(チーム迫)
17位 山口結愛(チーム倉野尾)
18位 永井くるみ(一般参加者、チーム小栗)
19位 久保姫菜乃(チーム古山)
20位 新井彩永(チーム小栗)
21位 松本乙華(一般参加者、チーム佐藤)
22位 秋山由奈(チーム迫)
23位 山崎空(チーム小栗)
24位 八木愛月(チーム倉野尾)

(主な落選者)
中森美琴(一般参加者、チーム中森)
齋藤陽菜(チーム下尾)
徳永羚海(チーム古山)
水島美結(チーム迫)
橋本恵理子(チーム中森)
工藤華純(チーム山内)

時間の関係から、番組では取り上げきれていませんが、一人一人にいろんな思いやドラマがあると思います

まずは、番組でもゆきりんが真っ先に言及してましたが、坂川陽香の5位躍進
1番最初の時にサラダを持って一番乗りで会場入りしたいうことから、「サラダ坂川」の異名をつけられて番組内では目立ってましたが、パフォーマンスを評価されての堂々の5位

ただその一方で、チーム8の加入同期で年齢も一緒で、「徳川」としてセットで扱われてきた徳永羚海が落選
セットと言いながら、サーリアルでもセンターとして先にメンバーになっていて、このout of48でもキービジュアルの1人を任されるなど、徳永羚海が一歩リードしていたことは間違いありません
確か誰かのアンダーで歌番組にも出たことがあるはず

それがここにきて実力で逆転され、大きな差がつく
徳永羚海のメンタルが心配ですが、でも、まさにこういうのがAKBっぽいです
懐かしい感じすらします

通過者、落選者を通じて、一番悔しい思いをしているのは、たぶん、山内瑞葵だと思います

普通のメンバーで8位通過なら、十分に上位の立派な成績ですが、ずっきーはそういう立場ではないからです

「ゆいずき」としてAKB全体のダブルエース、あるいは本田仁美も含めてトリプルエースと称されていて、一方の小栗有以は2位合格としっかり結果を残している

それがゆいゆいに大きく離されただけでなく、同期の浅井七海や後輩の佐藤綺星・坂川陽香の後塵を拝し、一般参加者よりも下になってしまった

しかも、これは番組では明言されていませんが、この一つ前の段階の審査、リーダーを指名される時に山内瑞葵は真っ先に名前呼ばれてます

確か
山内瑞葵
倉野尾成美
小栗有以
の順で呼ばれ、その後が下尾みうだったか、佐藤綺星だったか、ちょっと記憶が曖昧ですが

今回の発表の仕方や順位との比較から推測すると、
その時もパフォーマンスの評価順でリーダーを発表していたと思われ、
つまりその時点では山内瑞葵は1位だったと考えられます

それが8位まで降下

リーダーとしても自分で構成を考えるなど奮闘しましたが、結果、山内瑞葵のチームからは通過者は自分だけで、あとは全員落選

今回1位通過の倉野尾成美のチームからは、内通者として辞退だった永野芹香を除く5人中4人通過で落選者1人だけ
2位通過の小栗有以のチームからは、内通者の福岡聖菜以外を除く5人全員が通過で落選者なし
落選者の少なさはチーム全体のパフォーマンスが良かったことの証明でもあります

逆に自身も順位を下げて、自身以外は全員落選とは、、

つまり、ずっきーはパフォーマーとしても、チームのリーダーとしてもかなりのダメ出しをつきつけられた結果に

16期のエースとして早くから選抜入りして、センターも経験してAKB全体のエースまで順調に進んできたずっきーにとって、プライドがズタズタになる結果です

てか、むしろ、そう感じててほしいなという気もします

穏やかで性格の優しい子であるずっきーが、挫折からの反骨心でギラギラに燃えるところがみたいからです

ここからの山内瑞葵の逆襲が見られれば、それだけでも番組の意味があると思います

ずっきーと同じく通過していながら悔しい思いをしていると推測されるのは、23位で呼ばれた17期の山﨑空

「表現力に自信ある」と自分で公言し、同期からも認められてる彼女が、その表現力の審査で下位に甘んじ、同期のエース佐藤綺星に大きく差がつけられたばかりでなく、後輩である18期生5人よりも下に位置づけられてしまいました

しかも、彼女は既に選抜入りしています

悔しさや18期に追い抜かれるという危機感は想像に難くないです

今回落選してしまった水島美結や橋本恵理子、今回途中辞退の平田侑希など、逸材揃いの17期ですが、純粋なパフォーマンスのレベルとしては、一年後輩の18期より下とされてしまいました。

そんな中、たった1人、堂々の3位通過の17期佐藤綺星

この子凄いですね

登場したての頃は優等生感が強くてそれほど好きではなかったのですが、
今となっては、凄すぎて認めざるをえない
好きにならざるをえない

「プリンセス」感が半端ないです

可愛くて、人懐っこくて、パフォーマンス力が高く、かつリーダーシップがある

17期の中ではみんな引っ張ってるのはもちろんですが、今回の企画で、先輩や一般参加者を含めてチームをまとめて、辞退者を除く5人中4人を通過させた手腕
しかも、自身を含めて3位、4位、5位とベスト5に3人も送り込んでます

パフォーマンス力が高くてリーダーシップもあるというのは、今回の1位・2位の2人も確かにそうです

でも、2人とも最初からそうだったわけではない

倉野尾成美は元々は人見知りキャラから始まり、次いで孤高のパフォマーというイメージでした。そこから、チーム8でリーダー的立場に押し上げられたり、チーム4のキャプテンになって、長い時間かけてリーダーシップを身につけてきました

小栗有以はチーム8では末っ子で、その後比較的早くAKBのエースにまでなりましたが、
リーダーシップという点では、むしろ今回の企画で初めて真価を発揮したような気がします

ところが、17期のエース佐藤綺星の場合、デビューまだ1年でパフォーマンスにおいて多くの先輩達を凌駕しているだけでなく、申し分ないリーダーシップを発揮している

前田敦子と高橋みなみの例を出すまでもなく、元々、エースタイプとリーダータイプというのは分かれているのが通常です

もっと言えば、エースタイプとパフォーマータイプというのも少し違う

エースでパフォーマーで、かつリーダー

倉野尾成美も小栗有以も長いキャリアを重ねてそこに近づいてはきたけど、
長い48の歴史の中、1000人近い歴代メンバーの中でも、それらを最初から兼ね備えている存在というのは、たぶんたった2人しかいなかったと思います

大島優子と山本彩

もしかしたら、佐藤綺星はそれら偉大な先人達に匹敵する存在なのかもしれません

もっと言えば、大島優子も山本彩もどちらかと言うと「姉御キャラ」「姉属性」です
大島優子のマジすか学園のラッパッパ部長からのイメージもそうだし、山本彩に至っては既に呼び方が「さやねえ」ですし

ところが、佐藤綺星は実際にAKBメンバーの妹であることが象徴的ですが、人懐っこくて皆に可愛がられる「妹属性」です

エースで傑出したパフォーマーでありながら、皆に可愛がられる妹で、かつ皆を引っ張っり尊敬されるリーダーでもある

これはもう48グループ始まって以来の「プリンセス」属性だと言ってよいと思います

たぶん、佐藤綺星は、次かその次の表題曲のセンターになるでしょう
このオーディションの結果と合わせて、AKBに新しい時代をもたらす中心になりそうな気がします

あと何人かについてコメントすると、

17位 山口結愛

この子は何かもってる気がしますね
48人に絞られた前の審査でいったん落ちていながら、一般参加者に辞退者が出て繰り上げ通過
つまりその時点で48位だったのに、17位まで上げてきました
入ったチームもチーム倉野尾でよかったですね

6位の下尾みう

プロデュース48でも上位に行った彼女、しかも満を持してのIZ*ONEの曲でのパフォーマンスだったので、もう少し上位でもよいと思いました

4位の浅井七海

この結果は嬉しいでしょうね
同期の山内瑞葵のことは好きすぎて、ライバルとしては見ていなかったでしょうし、浅井七海の主戦場である歌唱力No.1決定戦に山内瑞葵が出ていないこともあって、実力で山内瑞葵より上と評価された経験は、ほぼ初めてのはずです

新たなチーム分けでこの2人がタッグを組むのもエモいです

2位の小栗有以

タレント活動も順調で、おそらく全参加者中一番忙しいにも関わらず、本人のこの順位、そしてチームのメンバーを実質全員通過させたのはさすがです
ふわふわした雰囲気の底にある鋼鉄の意志と強烈なプロ意識
さすが渡辺麻友から後継指名されたアイドルサイボーグです

1位の倉野尾成美

これは納得の1位通過。このnoteでも何度か書いてますが、彼女の場合、自分の置かれた状況に応じてどんどん成長していく特性があります

まさに努力の天才

ダンス未経験で、チーム8には中野郁海や横山結衣をはじめとしてダンスの得意なメンバーが大勢いた中、それらと切磋琢磨しているうちに、いつのまにかAKBで No. 1のダンスメンバーにまでなっている

上述した通り、人見知りで負けず嫌いで、リーダーシップと無縁な性格だったのに、チーム4のキャプテンをし、チーム8でもチーム4でも、そして今回も、皆を引っ張るリーダーシップを発揮できるようになっている

歌も歌唱力No.1決定戦にユニット参加で出たように、決して下手ではない。ただ、ここに至っては他のスキルに比べてやや弱点になっていますが、そこも今回のオーディションで飛躍的に成長しそうな気がします
既に次週予告で、トレーナーに厳しく言われるところが放送されましたが、戦って負ければ負けるほど強くなる、まるでドラゴンボールのサイヤ人のような特性を持つ倉野尾成美にとって、唯一と言っていい弱点すら克服してストロングポイントに転化するチャンスが訪れていると思います

そうしてさらにパワーアップをしつつある少年漫画の申し子のような倉野尾成美と、改めて底知れない強靭さを見せつけているアイドルサイボーグ小栗有以、宿命のライバルとも言える2人がトップ争いをしながら引っ張るこのオーディション、一般参加者にも魅力的な子が残っていますし、ますます目が離せません

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