岡田奈々卒業発表



ここ数日AKB関連が世間の話題になってます

前回の記事でも取り上げた岡田奈々の熱愛発覚と、総監督向井地美音のツイッター炎上

そして、かつて岡田奈々と三銃士を形成した西野未姫が極楽とんぼ山本圭壱との結婚を発表

その翌日、11月23日に岡田奈々がツイッターで卒業を発表しました

岡田奈々ほどの格のメンバーがファンの前でなく、配信でさえもなく、ツイッターの文章で卒業発表というのも、今回の事態の特異さを表しています

真面目と表現されることの多い岡田奈々ですが、真面目なだけじゃなく不器用なのだと思います

本人のツイッターの文章にも
過去には総選挙でスキャンダルを批判するスピーチをしたことが書いてありました。熱愛が発覚したら自分の過去の言動がブーメランとなって批判されることはわかってたと思います

うまく隠せなかったことも批判されてるけど、それは結果論にすぎないし

付き合ったままグループに残るのは、それも過去の自分の言動と矛盾してしまう

ここで関係を解消して、グループに残って出直すというのは相手に失礼だし、これほどのリスクを背負ってまで恋した相手に対してできることではない。「ファンより男をとった」って批判も多かったけど、「バレたから、男を切ってファンをとる」ような人だったらさらに信用を失ったと思います。結局、きっかけが週刊誌だった時点でどの選択肢を取っても批判されたと思う。

そんな中、可能な限り誰に対しても誠実であろうとすると、今回の「卒業」という選択しかなかったように思います

もう一つ、岡田奈々の場合はセクシュアリティの問題があります
本人もモバメで「セクシャリティのこともいずれ説明する」と書いてた
元々、その点を広く知られるようになったのは、6年前の「AKB裏ストーリー」という番組で、「女の子の方が好き」発言をしてから。

以降、村山彩希との「ゆうなぁ」の関係も、過去のAKBの「あつみな」とか「こじゆう」とか「りのりえ」といった関係性とは一線を画すものに感じられてきました

岡田奈々のいろんな言動からも、村山彩希に対して特別な気持ちを抱いているのは、誰が見ても明らかでした

でも、村山彩希はいわゆる「ノンケ」で友情や尊敬心は感じていても、岡田奈々のことを恋愛対象としては見れなかった

だからこそ、尊かったという面は確かにあると思います
実際「ゆうちゃんが幸せならそれでいい」的な発言を岡田奈々は何度もしているし、無私な精神性すら感じられるピュアな愛情

でも、2人のそういう関係性は物語としては尊いかもしれないけど、生身の人間として考えると、岡田奈々があまりに切ないように思います

何年も思い続けて、この先何年も思い続けても、永遠に満たされることはない

そこに別の恋愛対象が現れて、切なかった気持ちがもう少し穏やかな感情に変わるのであれば、それを責めるのはあまりに可哀想だと思います

願わくば、今回発覚した男性との熱愛が村山彩希への恋愛感情を消せるくらいの「本気の恋」だったらいいなと思います

万一にもそれでさえなく、切ない気持ちを紛らわすためだったとしたら、それで今回のように何もかも失うことになったのだとしたら、誰にとっても不幸だから

心から岡田奈々の幸せを祈りたい気持ちです

どちらにしても、今回の件は「恋愛禁止ルールがあるのかないのか」ということとは、本来は全く関係ないことだと思います
そこを向井地美音が、もしかしたら岡田奈々を守るためだったのかもしれませんが、「恋愛禁止ルールの見直し」に言及してしまったため、かえって混乱してしまったのだと

多くの方が指摘しているようにこれに対する答えは一つで、ファンの方が受け入れられるかどうか、ただそれだけです
ルールがなくても受け入れられないものは受け入れられないでしょうし、
プロとしての様々なスキルや魅力が高ければ、恋愛してるしてないはほぼ関係ないと思います。

あとは年齢もあると思います。
この前結婚した高城れには29歳。
30歳前後になって、恋愛するな結婚するなというのが常識的にそぐわないことは誰でもわかる。
AKBで言えば31歳のゆきりんが「結婚しても子供を産んでもAKBにいてほしい」とよく言われるように、明日恋人が発覚したとしても、ここまで叩かれることはないでしょう
そこからすると、岡田奈々の25歳という年齢も微妙なところだったかもしれません

ただ、冷静に考えれば、岡田奈々は今のAKBの中では人気最上位なので、たとえ、彼氏がいたままAKBに残る選択をしても、もちろんファンは大きく減るでしょうが、それでも大部分の他のメンバーよりは人気上位は保ったはずです。
仕事としての損得だけで考えると、卒業しなくてもよかった
結局、岡田奈々の真面目さや不器用さが自分で自分の選択肢を狭めて卒業を選ぶしかなくなったのだと思います

もう一つ批判されてるのは「運営には卒業しなくていいと言われた」とツイッターに書いたこと
でも、これだって、運営を守る意味だったと感じられます
今のコンプライアンスが厳しい時代に、仮に恋愛したということを理由に解雇したら、今度は運営が厳しく批判される
何も言わなかったとしたら、「事実上解雇した」「本当は辞めろというプレッシャーがあった」と言われてしまう
誤解を生まないようにするために、あくまで、自分で決めたことを明確にするしかなかったのだと思います

いろんな意味で岡田奈々らしかった
真面目で不器用で誠実で、他人を守ろうとして自分を責める

ともあれ、岡田奈々が、神7なき後のAKBを、山本彩も指原莉乃も松井珠理奈も宮脇咲良もいなくなった時代の48グループを支えた一番の功労者であることは間違いありません

新規や出戻りの入り口となったゆうなぁもぎおんチャンネルも岡田奈々がいなかったらなかったろうし、今年ブレイクしたSTUの礎を築いたのも岡田奈々でした
復活ののろしをあげた根も葉もRumorでセンターを務め、歌唱力No.1決定戦では4回全てベスト5入り、そして4回目で優勝
ソロコンやゆうなぁコン
メンバー人気の高い「涙の表面張力」

数えあげればきりがありません

そんな岡田奈々の残り少ないAKB人生が穏やかに過ごせることと、その後の人生の幸せを祈ります






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