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私も切迫早産と診断されました

2021年12月3日、妊娠6ヶ月(20w4d)の私は妊婦健診で子宮頸管の長さが短い。切迫気味と診断された。4センチ以上あると安心らしいが、私は3,1センチになっていた。里帰り出産希望で北海道で出産したい為、飛行機を乗る予定。お医者さんから
「お腹張ることはある?頸管の長さが2,5センチを切ったら、飛行機には乗れなくなる。このまま頸管が短くなって子宮口が開くと赤ちゃんが出てきちゃう。まだ外で生きていいける力がないから、最悪のパターンもありうる。37週まではお腹にいさせてあげあないといけない。 今日から1週間買い物へ行くのも家事をするのも控えてできるだけ横になってゴロゴロしなきゃダメ。また1週間後、診察に来てください。」
と言われてしまった。お腹の張り?頸管の長さ?産科?
よく分からない言葉ばかり並べられてしまい理解できずフリーズをしていたら、ショックを受けていると思われたらしく「大丈夫?」と聞かれてしまう。
思い返すと、悪阻も軽く体重増加も嫌だったので夫と散歩したり、昔バイトしていた居酒屋へ行き長い時間過ごしたり、妊娠前の生活をしすぎていたかも知れない。
お腹の張りと言えば便意を催す時の張りくらい。張る感覚が分からない。
その日から1週間、産道の距離が短いから大人しくしなきゃいけないんだ!と言い聞かせ、トイレ・シャワー・自分の夕飯作り意外はお医者さんから言われた通りゴロゴロ生活を送った。変わらずお腹の赤ちゃんは元気に動いている。むしろ前より強い胎動を感じるようになった。赤ちゃん自身に問題はなさそうだ。ゴロゴロ中はスマホで、”頸管の長さ 短い”とか”頸管 延びる”とか検索しまくった。

なるほど、ここが子宮頸管

大人しく過ごすこと1週間。12月7日、再検査の日。
9時半にクリニックへ行く。経膣エコーで、子宮頸管の長さを測ってもらう。大人しくした甲斐あり頸管の長さは3,7ミリまで戻っていた。
子宮頸管は伸びたり縮んだりするらしい。
「またお腹が張ったり無理をした時に、3,1センチまで短くなる可能性があるということだから引き続き大人しく過ごしてね。」
そして妊娠前の半分以下の行動で気をつけながら過ごし始めたが、見えない部分のことで出血もなければ赤ちゃんの元気な胎動も感じる。神経質になる方が精神的にも赤ちゃんにも悪そうなので、それほど切迫早産を深刻に考えていなかった。クリスマスや年末年始も近づき、何かと準備をしたり忙しない日々が続く。

2021年1月5日、妊娠7ヶ月25w2d。この日は新年初健診の日だ。
先月1週間安静からの頸管の長さ回復、いつも通り過ごした年末年始、大きくなる赤ちゃん、ますます強くなる胎動。
エコーで赤ちゃんと会えるので健診日はいつも待ち遠しい。
エコーで見た赤ちゃんはまた一段と大きくなっており、3Dの映像で顔も見れた!親バカとはこういうことか、本当に我が子は可愛い❣️
赤ちゃんの体重は766グラムになっており、先月は329グラムだった体重があっという間に増えていて驚いた。私自身体調も悪くなることもなく、念の為経膣エコーで頸管の長さを診ていただくことに。
お医者さんが若干焦り始める。
「頸管の距離が短いね。今2,7センチ〜2,9センチで3センチ切って切迫してるね。もうできれば今週末に北海道に帰って、いつ何が起きてもいいように北海道で安静にしているのがいい。万が一37週より早く赤ちゃんが出てくるようなことがあれば、普通の産科や産科クリニックでは対応できないから周産期センターで出産することになる。北海道の状況は分からないけど、東京で周産期センターを探した時15件かけても断られたことがあるの。
実家や里帰り出産の病院に頸管が短いこと、周産期センターのことなど連絡をして確認を取って下さい。紹介状を書くから持って行ってね。」
と、今すぐ実家に帰って欲しいオーラ満載。
周産期センター?また分からない言葉が出てきてしまった。
2月の頭にどうしも行きたい芝居の舞台が…
お医者さんの煽りとは裏腹に、1月17日現在まだ東京にいる私

やたら安静、切迫と言われるが、原因が分からないから不安が募るだけである。『もう少し原因追求をしてくれてもいいのではないか』と思った私は “切迫早産” “周産期センター” について調べてみることにした。
マタニティサイトはたくさんあるがお医者さんが書くサイトの文章は、素人の私には大変わかりずらく全く想像ができないので、youtubuで見てみることに。色々な投稿があるが、助産師HISAKOさんの投稿が身に起こっていることと一番近い内容なのでこちらを参考にせていただくことにした。

  • 切迫早産 1時間に4回定期的にお腹かが張るなど、子宮収縮を伴う子宮頸管の開き。→管理入院入(点滴&絶対安静)             昨今、切迫早産のエビデンスが変わりつつあり、アメリカでは切迫早産と診断されたら48時間以内に点滴をし、それ以降点滴はせず普段通りの生活に戻っていいとされている。       

  • 子宮頸管無力症 お腹の張りや子宮収縮がないので自覚症状がないまま子宮頸管が勝手に開いてしまう。開いた頸管に赤ちゃんを包んでいる膜(卵膜)が降り、膣の近くにいってしまうと細菌感染する可能性がある。卵膜が細菌に感染すると卵膜が薄くなり破水する可能性が。         →子宮頸管が開かないよう縛る手術をする

  • 絨毛膜羊膜炎 早産の一番の原因とされている。卵膜が炎症を起こすこと。炎症が起きると赤ちゃんを包んでいる膜(卵膜)のコラーゲンが薄くなり、破れやすくなり破水するなどして早産に。①細菌性膣炎症→②膣炎→③子宮頸管炎→④絨毛膜羊膜炎→⑤羊水感染→⑥臍帯感染→⑦胎児感染の順で感染が広がる。→応じて抗菌薬を使用

  • 子宮頸管の長さ 4センチあるといいとされているが、週数による。  胎児が重くなったり、生理的に短くなることもある。          →お腹の張りなど症状がある場合は横になったり楽な姿勢をとる。

絨毛膜羊毛膜

切迫早産とはいえ、切迫早産・子宮頸管無力症・絨毛膜羊膜炎は違うことを学ぶ。それぞれ治療方法も違うし、安静の仕方も変わる。
調べてみて頭の中のモヤモヤが少し消えた。私の頸管が短くなった原因が、生理的なものなのか何か炎症が起きているのか気になる。

里帰りをする予定日は2月9日、本日1月17日。まだ日にちがある。
何起こるか分からないし、頸管や膣に感染がないかなど診ていただきたいが、今まで行っていたクリニックは行きずらいので却下。
それなら初診で多少お金が掛かってもお腹の中の命には敵わない。
勉強代と思って周産期センター付きの大学病院に行ってみようと思う。

ところで、周産期センターって何だろう?


「周産期」とは、妊娠22週から出生後7日未満までの期間をいい、合併症妊娠や分娩時の新生児仮死など、母体・胎児や新生児の生命に関わる事態が発生する可能性が高くなる期間です。
周産期を含めた前後の期間における医療は、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科双方からの一貫した総合的な体制が必要であることから、特に「周産期医療」と表現されています。

東京都福祉保健局より出典

37週未満で生まれてしまった生存率の低い赤ちゃんを助けてくれるセンターみたいです。どこの病院にもある訳ではないようで周産期センターがある病院を調べる必要がありそうです。
全国の周産期センター付きの病院はこちら

明後日、三鷹の杏林大学病院へ行ってみようと思います。


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