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旦那と顔を合わせる

11/4(木)、朝起きたら私はわりと体調が良かった。胆経を刺したのがよかったのだろうし、シール鍼が効いたのだとも思う。しかし、子は猛烈な咳と鼻水だった。これでは保育園は休ませた方がいいだろう。

行きたくなかったが、私と違い、幼い子どもの体には限界点が低いのだろうと察した。小児科にいき、いつもの風邪薬を処方してもらった。小児科は混雑していた。発熱していなかったから、わりとスムーズだったけど、発熱していると厄介だ。裏口に回れと指示され、個別の部屋で診察される。何人かそのような親子を見かけた。

子は小児科の遊戯スペースが大好きなので、とても楽しそうだった。その後も人の居ない公園に行き、日向ぼっこをしたり、タンポポをつんだり、滑り台で遊んだ。帰宅してうどんと茶碗蒸しを食べ、アマゾンプライムで適当な映画を寝転がりながら見た。

夜は、エプソムソルトたっぷりのお湯に浸かり、ほかほかのおでんを食べた。さらに薬が効いたのだろう、子は一瞬で寝た。私も自分用に処方された薬で、ぐっすり寝入った。

11/5(金)の朝。前日は刺絡をしなかったのに、目覚めが良かった。久しぶりに飲む処方薬(風邪薬)で、体が休まったのだろう。ただ、喘息用の吸入薬は断薬していたかったので、処方してもらわなかった。まだ喘息独特の咳き込みは残るものの、急性症状のヤマは超えた、と感じた。

接種から一週間経ったので、旦那に会おうと決めた。私が子を旦那の前に連れて行くと、寝ぼけながらも子は嬉しそうに旦那に抱きついた。旦那も少し驚いて、抱き上げた。旦那の手が子の手に触れるのを見て、ザワついた。大丈夫だ。何かあっても私には対処できる。

私はぎこちなく笑って、この一週間のことは何も話すまいと決め、旦那を送り出した。私たち夫婦は、壊れかけているけど、まだ完全には壊れていない。それは、私にはまだ、完全に壊す氣がないからだ。だったら不自然でも、何も言わないでいればいい。旦那も、何も言わなかった。