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楽しい父の日

昨日は父の日だった。父と母は正午くらいにきたので、すぐお昼ご飯にした。

今回のテーマはイギリス料理だ。不味いとレッテルを貼られがちのイギリス料理だが、果たしてどんなもんか。写真の右下に写っているのはスコッチブロス風スープというもので、具沢山のコンソメスープという感じのものだ。中身はじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ひよこ豆、米、ベーコン、バジルで構成されている。本来は米とベーコンではなく大麦と羊肉が入るらしい。ひよこ豆好きの母にうけた。

「イギリスといえば」お約束のフィッシュ&チップス。要は白身魚とポテトのフライのことだが、これがわりと手間がかかる。白身魚につける衣には小麦粉、片栗粉、卵、水のほか、ビールを使うのが常のようだが、自宅になかったので重曹と酢で代用した。サクフワでなかなかよろしい。また、これはモルトビネガーやタルタルソースに付けて食べるもののようだが、モルトビネガーなるものを入手できなかったので、タルタルソースのみを作って添えた。これはまあまあ美味しくできた。


そして、言わずと知れたローストビーフである。これは、かなり下準備を頑張ったものの失敗。固かった。見たレシピがよくなかった。いつもステーキ焼くときみたいに、低温調理したほうがよさそうだと学んだ。タレはニンニクを効かせた和風ダレにした。きゅうりやレタスとともにイングリッシュマフィンに挟んで食べてもらった。


トマトのジュレサラダ。これはイギリス料理でもなんでもないが、ボリュームのあるメニューだらけだと胃もたれしそうなので、箸休め的にこれを作ってみた。くり抜いたトマトのなかに、トマト果汁、砂糖、塩、レモン汁を加えたものがはいってる。具にはモッツァレラチーズを入れてみた。ジュレ自体はゼラチンで固めるだけなので簡単だが、トマトをくり抜く作業がなかなか難航した。若いトマトだと固くてスプーンでくり抜きづらい。しかし両親にも旦那にも好評だった。器も食べられる、というのがいいらしい。



そしてメインはスコッチエッグだ。これが本当に難儀した。ゆで卵の周りにひき肉と衣をつけて揚げただけ、というと簡単だが、中のゆで卵を半熟のまま調理する、という高難度の試みだったため、苦労した。ゆで卵をとろとろの半熟のまま殻を向くという作業が本当にしんどい。丁寧にゆっくりやっても、5個中2個は破れて失敗した。ああ、だめだーと悲しくなったが、失敗作も、自分で思うほどの失敗作にならなかった。

とろーっと半熟卵が出てきた様子に皆が大喜びしてくれた。


その後おやつの時間となる。

イギリスの有名お茶メーカー、トワイニングの紅茶と、イギリスの有名菓子メーカー、ウォーカーのショートブレッド、今が旬のアメリカンチェリー、ブルーベリー、そしてレアチーズケーキだ。

レアチーズケーキそのものはイギリスではなく日本発祥のケーキのようだが、単純に前回に引き続きチーズケーキの類を作ってみたくてチャレンジした。そして、我が子が一番喜んでお手伝いしたのもコレである。レアチーズケーキは前回のベイクドチーズケーキほどは成功しなかった。ゼラチンが少ないのか生地がヨタり、土台もビスケットとバターの絡みが悪くてバラけてしまった。あと、そもそも論だが、表面が平らに成形できなかった。

それでも父は2切れ食べてくれた。味自体はまあまあに出来たからか。嬉しい。ありがとう。

本当なら2年前の今頃、両親はイギリス旅行を楽しんでるはずだったのだ。きっとまた、すぐに旅行いけるよ。その前に、予習しとかないとね🇬🇧



おまけ

父はなぜか大量のネギをもってきて、我が家の庭に植えていった。トマトと違い、地植えである。これで食糧難が来てもとりあえず大丈夫か?

左側でしゃがんで植え込み作業をしているのが父、右側で中腰のまま興味深そうに見学?しているのが旦那