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新オーブンレンジ01〜ベイクドチーズケーキ編〜

オーブンレンジ購入編の記事はこちら↓

新入りのオーブンレンジの記念すべき第1投はやはり、ベイクドチーズケーキとした。まずは自分が出来ることからトライしよう。

以前に書いたレシピを開く。何度か作っているのでだいたいの流れはわかっているものの、細かい点を見落としたくなくて、レシピのポイントをしっかりチェックする。

予熱時間は測っていないから分からないけれど、先代オーブンと同じくらいかかったように思う。長くも短くもない。そして予熱が完了した。鉄板にケーキ生地入りの型を乗せ、オーブンレンジに収納した。オート機能にある「チーズケーキ」というモードを選択すればそれだけで焼けることは分かっていたが、まだこのオーブンレンジに信用がなく、確実に仕事をしてほしい思いが勝った。


そのため、手動で設定した。170度で45分。そう、これでいい。


オーブンレンジはヴーッと唸り声をあげ、焼きがスタートした。上部の空氣孔らしきところから熱氣が吹き出す。そうそう、オーブンはこうでなくっちゃ。レンジのような、クールでスカした印象が無い。オーブンはいつも全力で、いつも激烈で、暑苦しくてむさ苦しくて、いつも格好悪い。そんな泥臭さが、逆に格好良い。


泥臭いのは私が好きなタイプの男ではねえよな、などとバカなつぶやきをしつつ、オーブンが仕事を終えるのを氣長に待った。

今後の人生も待つ時間があるとしたら、なるべく幸福で埋め尽くしたいものだ。私の45分後の未来には、美味しいが待っている。嬉しい、楽しいが待っている。

子が「いい匂いがする」とにこにこしながら寄ってきた。本人はいつもいつも、キッチンからいい匂いがするとリビングからすっ飛んでくる。

そして、オーブンレンジから任務完了のお知らせ音が鳴り響いた。手前開きのドアを開くと、むあっと強烈な熱氣があふれた。クリーム色だった生地は、こんがり焼かれてきつね色だ。


しかし、よく見ると表面に穴と亀裂が出来ていた。なんだよ、これだから東芝は、と脊髄反射でディスりたくなったが、よくよく考えてみれば私は一つの工程を怠ったのだ。生地を型に流し込んだとき、トントンと型をキッチン台に叩きつけて空氣を抜く工程である。


それさえちゃんとやっていれば綺麗に焼けたのかな。焼きたてを食べてみたい、確認したい氣持ちもあったが、楽しみは翌日にとっておくことにした。

待ちに待った翌日である。私はなるべく早く子を保育園に送り、家事をやっつけた。それから冷蔵庫をあけ、ケーキと対面した。なんか光沢でたなー。


なんでこんなに表面が波打ってるのかは分からないww新オーブンに力技でねじ伏せられました的なwww洗礼かwww


前回(わんこ番長訪問時)のやつと、だいぶ見た目が違うww↓

こっちのは前のオーブンで焼いたやつ。黒糖が多いせいか焼き色が暗く濃いが、表面はフラットで綺麗


断面図を見ても、しっとりしているのが分かる。ちょっと土台の層の比率が大きいな。なんでだろ。というか、生地の層の比率が小さい。

味の仕上がりはまあまあ。しっとりしたベイクドチーズケーキである。前回はレモン汁が少なめで黒糖が多めだったからか、甘すぎる氣がした。今回はレモン汁は規定量入れて、黒糖を減らした。そしたら酸味が増してバランスは良くなったようだけど、「これ黒糖使ってるの?」という疑問が湧いた。砂糖の代わりに使ったといえばそれでいいけど、黒糖のアイデンティティを推し出すためにはこれだと弱い。前回の方がいい。

あと、土台がしっとりしすぎてるので、次はアーモンドかクルミを入れてみようかな?香ばしさとカリカリ感が欲しい。

今回のベイクドチーズケーキ
前回のベイクドチーズケーキ

理想通りに焼くため、もっと練習積まなくっちゃ。

↓↓次回へつづく↓↓