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銚子丸でおいしいランチ

昨日、「知性の木」を獲得するため奔走して、無茶苦茶疲れた。さらに、体ではなく、心の「好転反応」が起きてる。具体的にいうと、無気力で、昨日みたいに気持ちが高揚しない。料理してもピアノを弾いてもプレステやっても子どもと保育園まで歩いても…、ワクワクできない。あれ、どうしたんだろう、私。不安になり、焦ってしまう。


良い方向へ歩こうとするほど、体も心も現状維持したがって、反発する。きっとそれだな。じゃあ、最近行ってないところにいこうか。今日は美味しいものを美味しく食べて、ゆっくり昼寝でもしよう。

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というわけで銚子丸にきた。「銀鮭」ののぼりが好奇心をそそられる。家族で行くといつもスシローかはま寿司かくら寿司だ。今日は美味しい寿司を食べよう。


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秋ですね。となるといくらですよね。キュウリで誤魔化されていないところが良い。キュウリが居ない分、ちゃんといくらが敷き詰められているところが良い。焼き海苔の密度が濃くてパリパリなのもまた良い。


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さらに、このあら汁がランチタイムは無料とのことだ。セルフサービスとなっており、一杯に限らず、何杯でもOKらしい。これは嬉しい。外が寒かったからあったかいあら汁が飲みたかった。しかも私の大好物、鮭の目玉を見つけて発狂しかけた。このプルプルにはなかなかありつけない。味噌汁自体は少し薄めで、出汁をよく吸った大根と、甘みがふんだんに出ているキャベツが最高である。

ところで、こんなに美味いあら汁というもの、作ったことないな。どうやって作るんだろう?調べてみようか。今日はお休みモードになるかと思いきや、「知性の木」獲得のための意欲がむくむくと湧いてくる。


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大好きな本マグロ上赤身。大人(アラフォー)になって、若い頃ほど脂っぽいものが受け付けられなくなってから、トロよりも赤身が好きになった。さらにいえば本マグロだから良い。キハダやバチマグロのような、水っぽい淡白さとは違う。酸味が効いていて旨味がぎゅっと閉じ込められていて、濃い。むおおおお。ありがとう、本マグロ。この世に本マグロが泳いでいてくれること、それを見事釣り上げてくれる漁師がいること、それを配送してくれるトラック運転手がいること、そして美味い寿司へと握ってくれる板前に、感謝しかない。


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活赤貝ひも手巻き。赤貝もいいけどこのキュウリが何より素晴らしい。うすーく、ほそーく切ってある。歯で外側から焼き海苔、酢飯、貝、キュウリと噛み切るときの、歯触りのバランスの良さといったらない。素敵。美味しい。

そうか、スーパーで赤貝を買ったら、こういう細切りキュウリが一緒にあると自宅でもおいしく食べられるよな。待てよ、ホタテでもいいかも。再び「知性の木」センサーが反応する。


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銀鮭玉ねぎ醤油漬け。100円の寿司屋にはまず登場しないやつ。そうそう。これだよこれ!脂っぽいサーモンとは違う、控えめなトロミと自然な甘みがあるのよ。身はぷるっとしていて食感も良し。さらに、それを銚子丸特製の「玉ねぎ醤油」で漬けてあるので、愛しいまでの玉ねぎの爽やかさが効いて、後味もいい。まさに何個でも食べられる味。

そうか、鮭をあっさり食べるのに玉ねぎ醤油と組み合わせるといいんだな。これまた、生の秋鮭を買ってきて自宅で再現したら、料理の幅が広がるのではないか?「知性の木」センサーが、またしても反応する。


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私の大好物、あん肝軍艦がある。そうか、もうそういう季節か。いい断面図である。この、カットしたチーズケーキのような、凛々しい佇まい。濃厚でとろっとしながらも身がしまっている。フォアグラや牛レバーにも言えることだが、ブヨブヨしてるのよりは少ししまっているほうが緊張感があって良い。さらにこのあん肝、ちょっとクセのある苦味があるのも良い。

100円の回転寿司だとどれを食べてもあまり満たされないから、何皿も頼んでしまう。そうやって食べ過ぎる傾向にある。しかし、こういう「皿ごとに値段が違う」回転寿司だと、選択する一皿一皿が勝負、氣合いの入り方が違うので、少ない枚数でも満たされる。絶対に美味しいものだけ食べるんだ、妥協はしないぞという決意に溢れているので、開始から終了までずっと幸福でいられる。

何より、大好物のあら汁をお代わりしたしね。めちゃくちゃ満たされた。ごちそうさまでした。知性の木も獲得しに行けそうだし、良き良き。



《おまけ》

会計したら何故かピーマンをお土産にもらった。寿司屋でもらえるピーマン…🫑

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