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空手の歴史

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空手の歴史についての考察記事です。
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記事一覧

宮城長順の写真は偽物?

先日、新たに見つかった宮城長順の写真を紹介したが、この写真は偽物ではないかと一部で疑問の…

本部流
6日前
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カキエの漢字

ちょうど1週間前(2019年2月)、日本武道館で開催された日本古武道演武大会に出場して、そのと…

本部流
7日前
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松村の弟子:喜友名親雲上

大正7年(1918)、本部朝勇は屋部憲通、喜友名親雲上、知念三良(山根のウスメー)等とともに…

本部流
2週間前
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新たに見つかった宮城長順の写真

Facebookをご覧のかたはすでにご存知かもしれないが、少し前に最近発見された宮城長順のハワイ…

本部流
2週間前
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空手家最古の肖像画

琉球王国時代の空手家の肖像画というものは少ない。少ないというかほとんどない。唐手佐久川や…

本部流
1か月前
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空手の突きと柔術の突きの違い

空手の突きと柔術の突きの違いについては、以前アメブロのほうで述べたことあるが、最近SNSで…

本部流
1か月前
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嘘の型

先日、名嘉真朝増先生の孫弟子の方から、少林流松村正統の祖堅方範先生が名嘉真先生からピンアン初段と二段を習ったという話を記事に書いたが、その方から祖堅先生の「白鶴」の型についても興味深い話を伺った。 YouTubeに祖堅先生の白鶴の型がアップロードされているが、実はこれは外国での演武で即席に創作した嘘の型だそうである。この話を名嘉真先生の孫弟子の方は祖堅先生の直弟子から直接聞いたという。 筆者は部外者なので真偽の判断はできないが、この話を伺ったとき、いかにもあり得ると思った

山根流棒術の家元と師範

Facebookで山根流棒術の伝系について質問があって簡単な回答をさせていただいたが、改めてブロ…

本部流
1か月前
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型少数主義と松村宗棍の真髄

以前、三木二三郎・高田瑞穂共著『拳法概説』(1930)に記載の屋部憲通の「型の数」の話を紹介…

本部流
1か月前
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名嘉真朝増の影響力

空手の歴史を研究していると、こんな疑問を抱くことがある。それはある流派の型がいつのまにか…

本部流
1か月前
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舞方:空手と舞踊の融合

本部御殿手では、以前より空手(剛拳)と琉球舞踊の関係を強調してきた。それは、琉球王国では…

本部流
1か月前
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型の解釈と改変

学生の頃、大学の図書館で『ニューヨーク・タイムズ』の音楽評論を長く担当していた名物評論家…

本部流
1か月前
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宮城長順の新しい写真

新しいと言っても、実は以前Facebookで紹介したことがあるので、そのときの投稿をご覧になった…

本部流
1か月前
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知花朝章と知花公相君

以前、筆者は「知花公相君」という記事を書いた。知花公相君は知花朝章(1847-1927)から遠山寛賢(1888-1966)へ伝えられた型である。空手界では、従来、知花朝章についてほとんど知られていなかった。また、知花朝章と知花朝信を誤解している例も散見される。それゆえ、この記事では、知花朝章について書いてみたい。 『沖縄県人事録』(1916)に、知花朝章の経歴を紹介した項目がある。それによると、知花朝章は1847年5月27日、首里当蔵町に生まれた。妻は摩文仁御殿の摩文仁朝位

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