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Electric rain

2月に詠んだ短歌

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ヘブン、と口に出したら悪い顔になってて もう宇宙しか居場所ないかも

都市生活冷凍して嬉しそうだね 丸の内の日向も猫のおでこのにおい

銀色の球が延々吸い込まれ光に 稀に価値に 君の横顔が他人に

新宿が今日も乱反射を続けわたしは全部避けられている

なぜ生きているのかわからないままで吸う空気はつめたくて 吐いた

脳みそがあの春の雨の公園に置いてけぼりで失言をする

電気雨もう虚しさも感じないわたしにさえ通電をつづける

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2月は仕事が忙しくてあんまり元気がでなかった。
定型ができなかった。

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