2021.4.29

朝からぱたぱた雨が降っていた。有給を取っていたのに1歩も外へ出なかった。洗濯も買い物も億劫で、ベランダにすら出ていない。

何にせよ今はデパートも臨時休業でやってないし、外で酒も飲めないし、スーパー銭湯とサウナもやってない。仮に雨が降っていなかったとしてもきっとどうせ出掛けなかっただろうな。

午前中はコーヒーを淹れて飲んだのと宅配便を受け取ったの以外はずっとベッドの上でぼうっとしていた。雨のせいか気圧のせいか、もしくはもうすぐ生理が来るからか、頭と腰のあたりがずーんと重い。家でやりたいことも色々あったような気がしたけれど、うまく思い出せなかった。

折角の有給を無駄にしている後ろめたさや勿体なさを感じていないわけでもなくて、でも何もやりようがなくてもやもやする。申し訳程度に窓を開けて外の空気を吸ってみる。風がつよくてびゅうびゅう音が鳴って、去年の今頃のことを思い出した。毎日毎日家にいて、コロナウイルスに出くわすことのないように、ほとんど隠れていたようなものだった。

去年の緊急事態宣言中に書いた日記帳の存在を思い出し、引っ張り出して読んだ。むやみに外出するわけにいかないから家でなるべく楽しく過ごそうと、毎日あれこれ試みていた。滅多にやらないお菓子づくりをしたり、裁縫をしたり。あとはセーラームーンにどハマりしていた。不便なことも不安なこともたくさんあったけれど、今思えば感染者数は今の何分の一、といったくらいだったし、仕事もほとんど行かないから変なストレスもなく、毎日自炊して毎日充分に寝て、あれはあれで豊かだったのかもしれない。指名手配とかされて逃避行を続けているひとたちの幸せのことを、あの頃たびたび考えた。それから、毎日じゃなくてもまた日記をつけようと思った。

昼食は家にあるもので済ませようと思って素麺にした。余っていた豚肉と野菜で冷しゃぶサラダも用意したけれど、ドレッシングを用意するのが面倒くさく、まるごと素麺に乗せて豚しゃぶサラダ素麺にして食べる。
夕飯も冷蔵庫にあるものでタコライスと味噌汁。

夜は眠たくなるまで本を読んだ。明日は晴れるらしいので洗濯をしよう。

画像は昨年の今日の日記