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外資アメリカンITテクニカルサポートマガジン

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外資系ITベンダーで長くテクニカルサポートを提供してきた経験を通して得た気づきを投稿していきます。
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#変化

人間は変われるか?

人間は変われるか?というテーマは自分にとってそこそこ大きい。 私は、自身の経験から、変わるのは容易ではないがしかし条件付きで変わることはできるのではないかという仮説を持っている。 その条件とは二つある。一つ目は「変わりたい」「今より良くなりたい」という意志を持つこと。二つ目は「居場所を変える」もしくは「小さい変化を積み重ねること」あるいはその組み合わせだ。 33歳で外資ITのマネジメント職になり部下の育成に悩んだ日々。 しかし自分自身がメンバーレベルだった頃、そんなに上司

企業文化を変えるということ

これからここに書くことは、書籍やトレーニングや人から聞いた話などのインプットと、実際に自分で経験したことが混在したものになると思うし、内容も非常に広範囲だと思う。 それだけ企業文化を変えるというのは難しいことなのだ。 ・そもそも人は変わるのが苦手 一昔前、Who moved my cheese?という書籍が流行った。 日本語タイトルは「誰が私のチーズを動かした?」だったと思う。 内容は如何に人が過去の成功体験を捨てきれず、結果変化するのが苦手なのかということを訴えるような

「とりあえずやってみる」が苦手な日本

心配性の日本人 外資ITに長くいる自分にとって変化は日常茶飯事だ。 しかし、外資の中にあっても日本は変化が苦手な気がする。 最終的には米国HQやJAPACのHQであるシンガポールからの指示で変わりたくなくても変わらざるを得ないのだが、自分達からはあまり仕掛けようとしない。 ちなみに自分自身は比較的変化は積極的に受け入れる方で、逆に日本風のアレンジを施してそれが良さそうなら他の国にも提案する方だ。 おそらく自分は、変化したくないと抵抗してみたところで最終的にはTop Down