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【1】部屋探し、引っ越しの大前提

初めて一人暮らしをするかた向けに、引っ越しに関する一般的な情報(と、たまに裏情報)をまとめています。 
多少は情報に新旧あると思いますが、どなたかの参考になれば幸いです。

いきなり不動産屋に来ないで!

 いきなり否定的でごめんなさい。これは「なにも決めずに思いつきで」不動産屋に立ち寄るのは控えてほしい、という意味です。
結構いらっしゃるんですよねぇ。急を要するわけじゃなく、なんとなく時間があったので〜って、フラッと不動産屋に立ち寄るかた。

 他にも、そもそも引っ越しの初期費用ってどれくらい?家賃帯ってどんなもの?みたいな引っ越しに関わる質問をしたくて、ご来店されるかた。確かに、店舗の営業マンに聞けば、信憑性も高くて確実な気がしますもんね。
でも、そういうときの答えって実は一つしかなくて…なににおいても「ケースバイケース」なんです。

 特に、だいたいの情報はネットに載っている今の時代。引っ越しを急がない場合は、ちょっとご自身で調べてみてください。そして最低限、条件や希望を決めてから不動産屋に行きましょう。

決めておく最低限の条件

 引越しを考え始めたら、次の条件はまず決めておきましょう。

・引っ越し時期
・エリア
・家賃、初期費用の予算

 それぞれ、決めるために必要そうなポイントをお伝えします。

・引っ越し時期

 まず大前提として!どんなに良い部屋を見つけて「即日入居」と書かれていても、本当に今日明日に住めるわけじゃありません。
詳しくは今後書いていきますが…書類などのやり取りを考えると、だいたい部屋を決めてから入居まで【10日〜2週間】は時間が必要です。
それより急ぎたいかたは、不動産屋さんへ!

 お急ぎじゃないよというかたへ。引っ越し時期を決める指針としてオススメなのが「繁忙期」
一般的に、不動産業界の繁忙期、つまり引越しをする人が多いのは1月〜4月、9月〜11月あたりだと思います。大学への入学や会社の異動、転勤がこの時期に集中するからですね。

この繁忙期には、部屋探しに関わる大事なポイントが2つあります。

  1. 物件の動きが早い

  2. 初期費用の値段交渉が難しい

特に、1つめの「物件の動きが早い」には、良い面も悪い面もあって…
良い面は「閑散期よりも良い物件が多い」、悪い面は「良い物件ほどすぐに埋まる」。

さらにこの繁忙期中、引っ越し業者も驚くほど値上げします。なので私はお金を抑えるために、基本的には繁忙期を避けて部屋探しや引越しをしてきました。

 ちなみに、本格的な部屋探しは、【入居希望の1ヶ月半くらい前】から始めるのがベストです。

・エリア

 エリアによって変化するのは、「家賃帯」「治安」「周辺の住環境」くらいでしょうか。
「周辺の住環境」には、アクセスの良さ、スーパーやコンビニの有無、飲食店が多いか住宅街かとか…を含めています。
これらの条件に希望がある場合は、それを不動産屋さんに伝えれば良いでしょう。

 特に希望がない場合は…たぶん、1番決めやすいのは「職場を起点にする」方法。
例えば私は、いつもこんな風に不動産屋さんに伝えます。

「職場まで、徒歩と電車合わせて40分圏内。電車の乗り換えは1回まで」

 こう伝えてもエリアが絞りきれない場合は、利用したい沿線や市町村区の希望を聞かれることがあります。これに関しては、一番頼れるのは「地元民の声」。周辺エリアに住む知り合いがいるのなら、絶対に参考にしたほうがいいです。
難しい場合は、ネットで調べるか、不動産屋さんに聞くか。
(不動産屋さんも、そこに住んでいない限りは一般的なイメージや評判を知っているだけのことが多いので、ネットで調べるのとそんなに変わらない気がします)

・家賃、初期費用の予算

 一人暮らしの場合、よく言われる家賃の適正金額は「手取り給料の3分の1」です。その金額を「上限」として物件を探すと良いでしょう。
会社から家賃補助や手当てがある場合には、会社の条件なども確認した上で、上限を決めてください。

 家賃の「上限」が決まると、初期費用がおおよそ出せます。計算式は「家賃×2.5+敷金礼金」。あくまでも概算、ですよ。
ちなみにこの「家賃×2.5」には、鍵交換費用や前家賃、仲介手数料…だとか諸々が含まれています。

つまり家賃5万円(敷礼0)の部屋に住むなら、初期費用はざっくり12万5千円程度。この計算で、あんまり大きく外れはしないと思います。

 ご自身の貯蓄状況によって、もう少しくらい初期費用が多く出せるな〜という場合は、敷金礼金がある物件も見てみてください。けっこう選べる物件の幅が広がります。

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