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90年代のカリスマが通う原宿にある古着屋の話

たまたまYouTubeを見ていたら、木村拓哉さんが古着屋に行く動画がアップされていた。


原宿にある有名な古着屋Berberjin。自分も行ったことがあるお店なので見ていてテンションが上がった。

古着屋の地下にヴィンテージデニムコーナーがあるのだが、地下に降りるのに相当な勇気がいる。自分も何度か行ったことがあるが、地下に降りるのに一度深呼吸をして気合いを入れないとなかなかあの聖地に入ることが出来ない。

地下に置いてある商品のほとんどが、目ん玉飛び出るくらいの値段のものばかり。博物館レベルの超レアなデニムやヴィンテージアイテムが当たり前のように置いてある。

例えば、
およそ100年前(1920年代)のリーバイスデニムが履ける状態で飾ってあったりとか。。(値段は200万超え)

古着好きからしたら、デニムの博物館に行くような感覚。あのお店の地下はそのくらい神聖な場所なのだが、その地下のヴィンテージデニムコーナーで古着屋のオーナー藤原さんと木村拓哉が話している光景を初めて見たのでマジで上がったw

1990年代に第一次ヴィンテージ古着ブームが起きた。

当時自分は確か小学生か中学生の頃だったが、かなり影響を受けた。当時はそのほかにもダウンタウン浜田雅功のカッコを真似するハマダーとか、安室奈美恵のカッコを真似するアムラーとかがめっちゃ流行っていた。

自分はまだ中学生くらいだったこともあり、そのブームに乗っかることは出来なかったが、古着に興味を持つきっかけになったのはあの頃があったから。

中でもダントツで日本中に影響を与えまくっていたのが木村拓哉さんだった。


アムラーより、ハマダーより木村拓哉一色だった。
木村拓哉が履いていたナイキのスニーカーが爆発的な人気を誇っていて、スニーカー狩りがあったり、学校でナイキのスニーカーを履いてるだけで先生に怒られた時代。

当時岩手県に住んでいたが、あんな田舎ですらスニーカー狩りがあったくらいなので、とてつもない影響力だなと今になっても思う。

テレビをつければSMAPの誰かが必ず出ていたし、笑っていいとも!のレギュラーにもSMAPのメンバーが必ずいた。SMAPを見ない日がないくらいとてつもない人気だったなあと思う。


まあ最近ではジャニー喜多川の性加害問題で、ジャニーズ帝国は崩れ落ちたが、あの頃の年代の人たち全てに夢を見させてくれたのはジャニーズだった。ああいう事件が裏ではあったけど、いまだに人気が落ちないのはすごいなあと思う。

で、近頃は第二次ヴィンテージ古着ブームがきているとの話もしていた。確かに今どきのハタチ前後の若者の髪型とかを見ると、当時の髪型をそのまま再現したようなスタイルになっている。

NIKEのスニーカーもまた流行り出してるし、リーバイスのデニムセットアップの服装をしてる人をチラホラ見かける。

時代が一回りして戻ってきてしまった。90年代ほどのとてつもない勢いはまだ感じないし、そのくらいのカリスマ性を持つ人も見かけないが、また木村拓哉が中心にいるのは間違いない。

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