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バリュー投資で高リターンを狙え!~バリューVSグロース~

どうも、この記事を書いているmotoといいます。

みなさんは、バリュー投資と聞くとどんなイメージを持っているでしょうか?

ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットが実践していたこともあり、一部の投資家には、絶大な人気のある投資手法です。

とはいえ、成長株を買うグロース投資と論争が起きることが多いです。

実は、様々な研究で「バリュー投資の方が利益を出しやすいぞ!」という結果が出ているので、日本株での有効性を確認してみたいと思います。



バリューとグロースの定義

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バリューやグロースの定義は人によって様々なのですが、学術的には以下のように定義されることが多いようです。

バリュー:BMRが高い(PBRが低い)
⇒成長性が低いため資産価値に対して株価が低い

グロース:BMRが低い(PBRが高い)
⇒成長性が高いため資産価値よりも株価が高い

バリューが資産価値に対して、株価が割安なことに対して、グロースは資産価値に対して割高な企業ということになります。


補足となりますが、株価が上昇傾向にある銘柄を買い付けるという手法は、グロース株投資ではなくモメンタム投資と呼ばれるものになります。

今回検証するグロース株とは定義が違うので、混同しないように気を付けましょう。(モメンタム投資は有効性が実証されています)


バリュー投資の有効性を検証

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グロース投資VSバリュー投資(米国)

まずは、米国株での成績を確認してみましょう。

バリューとグロース株の比較(米国)

出典:ウェスリー・R・グレイ、ジョン・R・ボーゲル(2017)『ウォール街のモメンタムウォーカー 〔個別銘柄編〕』パンローリング株式会社.

上記の表は、1927年~2014年の米国における、バリュー、グロース、S&P500の平均リターンを表していますが、バリュー投資に勝てないだけではなく、市場平均を下回っていることが確認できます。

リスク・リターンをあらわす指標であるシャープレシオも、バリュー、S&P500に劣っていることから、米国では、グロース株投資が不利だったということは明らかです。


ついでに、「portfoliovisualizer」というツールを使って大型株と小型株で違いが出るのかを確認してみました。

大型株のグロースVS大型株のバリュー

大型グロースVS大型バリュー

黄色:S&P500
青:大型グロース
赤:大型バリュー

2000年~2019年の期間では、大型グロース株はS&P500に劣っており、完全にバリューが優勢なことが分かります。

小型株のグロースVS小型株のバリュー

小型グロースVS小型バリュー

黄色:S&P500
青:小型株グロース
赤:大型株バリュー

こちらも、2000年~2019年の期間でのリターンを確認していますが、

小型バリュー>小型グロース>S&P500

という結果となっています。

小型グロースもS&P500をアウトパフォームしていますが、小型バリューの成績の方が高いことが分かります。

ちなみに、バリューとグロースの両方がS&P500を上回っているのは、小型株効果(サイズファクター)の影響だと考えられます。

「バリュー+小型」の組み合わせのリターンが高いので、有効な投資手法となる可能性が高いです。


グロース投資VSバリュー投資(日本)

次に、日本株での成績も確認してみましょう。

バリュー、グロース比較

上記のチャートは、1980年~2018年までのRussell/Nomura日本株インデックスに対して、100万円を投資したと仮定した場合の成績を表しています。

基本的には「低PBR≒バリュー」、「高PBR≒グロース」で比較していると考えてOKです。

比較結果を確認すると、

・バリュー:約11倍
・グロース:約1.2倍

とバリュー投資が圧倒的な成績を出しています。

グロース株は市場平均にも大きく後れをとっているので、日本株においても不利ということがはっきり分かります。

日本株では特にバリュー投資の有効性が高いという研究結果がいくつもあるので、そちらと整合が取れている結果となりました。


さらに、日本株でも大型株と小型株でパフォーマンスに違いが出るか確認してみましょう。

大型株_小型株_リターン比較_日本

結果は、米国株と同じく「小型株-バリュー」のリターンが高いようです。

大型株、小型株どちらでもバリューが優勢ということは、かなり信頼性が高い投資手法ですね。

少なくとも、高PBRの銘柄を買うことは避けた方が良いことが分かります。


まとめ

日本株においても、バリュー投資はグロース投資よりも有効性が高いというデータをご紹介しました。

PBRの大小だけで簡単に判断することができ、統計的にもリターンが高いため、バリュー投資をすることが成績向上のヒントになりそうです。

注意点としては、常にバリュー株が優勢ではなく、期間によってはグロース株に成績が劣ることもあります。ただ、長期的な目線で見ると、バリュー投資が優位になる可能性が高いということですね。

ぜひ、投資する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。


他にも、有効性のある投資戦略を公開していますので、是非チェックしてみてください!

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