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往復書簡 今日が人生で最も大事な日

お酒に逃げてしまっているという旨の相談をしたくせに竹鶴を飲みながら返信を書いています。
生姜の煮汁とウィスキーは合うよ。

場所を構える人生か。。
責任から逃げ続けているからこその今の自分の生き方があるのかなと思う。
できるだけ自分は手元に物を持たないようにしてきた。
あらゆるものをクラウド化して(家族関係すらクラウドに入れてたまの電話だけで家族関係を繋いでいる)、自分は両手が空いていて常に今起きていること、今日吹いているに風に身を任せられるようにしてきた。
だから、ホステルのような場を構えて人を待ち構える自分が想像できない。
でも確かに、仕事としての役割を想像したときに自分はその役回りをうまくできる気がする。
実体験として、ドバイで旅行業界の展示会に出展した時の自分は個性的な能力を良く発揮できたと思う。
個性的な能力を良く発揮できている瞬間こそ人生を最も楽しめている瞬間だと自分は感じている。
だから、来客者に対して新鮮な見聞を提供する自分は想像できる。
後は場を構える責任に対して自分が向き合えるのかどうかでしょうね。
彼女ができて一年経ったところでこの類の責任に関する自分の向き合い方にも少しづつながら変化を感じている。
『非日常の入り口に立つ自分』がアートのコンセプトでもあるから、そういうイメージを持ってもらえているのは、アートをやってて良かったなと思える瞬間。

異世界への鍵を持って立つ

何年後かの自分のため、もっと先の老後のため、不安と少しの期待にせっつかれるように今の自分は過ごしていて、今の自分は蔑ろにされているように思う最近。今の感覚が薄い。

https://note.com/sicroc/n/n524dd1f7faf5

安全が担保されている将来が来るものと仮定して計画的に生きれる時代は終わったのかもしれない。
未来の雲行きが怪しいので今のうちから準備しておきましょう、でなんとかなりそうな時代も終わったような気がする。
だからと言って悲観したくはないし、悲観しても何も生まれない。
最も効率よく人生を謳歌したいならば、やはり、今日を心地よく生き、明日目覚めた時に生を実感するスタンスが今の自分にとっては最適解な気がする。
そう思えるのは人生に未練が無いほど20代が豊かであり、これ以上望むものがあまりないところに達してしまっているからかもしれない。
あと、人間関係をもクラウド化してしまっているから社会的な理性が薄くなっているのかもしれない。

明日、より良い自分になろう、という程度のモチベーションで最近は生きている。



あなたは海外生活に向いていると思うよ。
ただし、大都市のイメージがある。
東京での生活を楽しんでいそうだからだと思うけど、単身で海外に乗り込むのなら大都市から始めないと交友関係の構築や、プライベートを充実させるのが難しい。
でも、向いているか向いていないかだと向いていると思う。
異国に居てもnoteは書ける。

来週の日曜には同じ空間にいるんですか。
不思議ですね。クラウド空間ではなく現実空間ですか。
次の返信をいただく時は、その後でしょうね。お互いの解像度が高まっているのか更に混乱が深まるのかどちらでしょう。

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