見出し画像

『で?』って言わせない!シンプルに説明する「話し方のコツ」

「職場のあるあるシリーズ」!!!!!
とうことで、今回は、「職場で『で?』って言われないためのコツ」をお届けいたします。

一生懸命説明しているのに、「で?何?」と言われてしまったり…
上司に「田中さんがですね、先日のミーティングですね(かくかくしかじか)…」と説明しているときに、「結論は?」という顔をされてしまったり…

職場のあるあるですね。
私も昔はたくさん言われたことがあります。

というわけで、今回のテーマは、簡潔に説明する!
10秒・30秒・1分で伝える方法
についてアプローチしていきます!

日常会話は短い単位の積み重ね

普段のビジネスシーンで、10分、20分、ひとりでしゃべり続けるシーンって、あまりないと思うんです。
どちらかといえば、30秒とか1分とか、短い時間で伝えたり、聞かれたことにスパッと答えたり、そういった機会のほうが多いです。
上司から、「山田商事さんのアポイント、取れたの?」と聞かれて、5分も10分もしゃべるわけにはいきませんよね。
「アポイントが取れました。月曜日に行きます」
とか、
「まだ取れていません。明日もう一度電話します」とか。
短く答えたほうがわかりやすいです。

では、10秒・30秒・1分という短い時間で、簡潔に伝えるにはどうすればいいか?
今回は、昨年12月に出版した,
新刊『コミュ障でもしっかり伝わる話し方』
ポイント①「10秒、30秒、1分しかなかったら?」
からピックアップしてお届けします。

ボリュームを把握する

結論はコレです。
「ボリュームを把握しましょう」

10秒・30秒・1分という時間はどれだけのことが話せるか?
予め把握する手法です。

よく、文字数にすると、
・10秒:50文字
・30秒:150文字
・1分:300文字
くらい話せると言われますが、日常生活で文字数をカウントしながら話すのは難しいですよね。

また、ストップウォッチで、10秒?30秒?1分?と時間を計りながら話すのも現実的ではありません。

そこでボリュームの登場です。

10秒ならこのくらい話せる。
30秒ならこのくらい話せる。
1分ならこのくらい話せる。

ある程度把握しておきます。
そして状況に応じて、10秒、30秒、1分を選択します。

では、どのくらい話せるか?
明確な基準があります。

【10秒なら、結論1つ+根拠1つ】

例えば、玄米のことについて説明するとしましょう。

結論:玄米は体によいです。
根拠:ビタミンとミネラルが抱負だからです。

10秒だとこのくらいです。
結論1つ、根拠1つが最適なボリュームとなります。

【30秒なら、結論1つ+根拠3つ】

結論:玄米は体によいです。
根拠:理由が3つあります。
1つめは、美容や健康に必要なビタミン・ミネラルが豊富だからです。
2つめは、白米より糖の吸収が緩やかなので、血糖値が上がりにくいです。
3つめは、玄米に含まれるγ(ガンマ)ーオリザノールによって、脂肪の多い食事を欲しなくなります。

結論1つ、根拠3つ。
これが30秒で話せるボリュームです。

【1分なら、結論1つ+根拠3つ+事実3つ】

1分だと下記の画像くらいです。

結論1つ、根拠3つ、事実3つ(根拠を支える事実や出来事)
だいたいこのくらいしゃべれます。
これはピラミッドストラクチャーと呼ばれるものです。

仮に、会議で「新規マーケットに参入すべき」という話を、1分でする場合、

◯結論1つ
マーケットに参入すべきです。
◯根拠3つ+事実3つ
根拠①:参入者が少ない+事実①
根拠②:低コスト+事実②
根拠③:即実施できる+事実③
このくらい話せます。

端的に目標を伝えるケース

おさらいするとこうです。

【10秒】結論1つ+根拠1つ
【30秒】結論1つ+根拠3つ
【1分】結論1つ+根拠3つ+事実3つ

仮に、30人の前で、今年の目標を話す機会があったとしましょう。
30人全員がしゃべるのに、自分だけ3分も5分もしゃべり続けたら、司会者の方にきっと嫌そうな顔をされます。
30人全員がしゃべるのであれば、だいたい1人10秒くらいではないでしょうか。

【10秒】結論1つ+根拠1つ
結論:今年の目標は10キロやせることです。
根拠:健康診断でD判定をもらってしまったからです(泣)。。。メタボ解消に向けがんばります!

10秒だとこの程度ですね。

30秒くらい話すなら、

【30秒】結論1つ+根拠3つ
結論:今年の目標は10キロやせることです。
根拠:痩せなければならない理由が3つあります。
1つめは、健康診断でD判定をもらってしまったからです…
2つめは、最近とっても膝が痛むんです…
3つめは、奥さんからも痩せないとお小遣いを減らすと言われました…
ぜがひでもお腹をひっこめたいと思います!

くらいのボリュームですし、1分なら根拠の補足がもっと話せます。

こんな感じで、ボリュームをつかむ手法。
最初は難しく感じるかもしれませんが、やっていくうちに「10秒・30秒・1分」が体に染みついてきます!
ぜひ動画も合わせてご確認ください(^-^)/


----------------------------------------------------------------------------
【モチベーション&コミュニケーションスクール】

コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー

ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール

モチベーション&コミュニケーションスクール会場

【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
「コミュ障」でもしっかり伝わる話し方(PHP研究所)

◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)

◎緊張しない「最初のひと言」大全(Clover出版)

◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)

◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)

◎雑談の一流、二流、三流 (明日香出版)

◎10秒でズバッと伝わる話し方(扶桑社)

【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】

【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクールSNS】

モチベーション&コミュニケーションスクール公式LINE

YouTubeみのちゃんねる

instagram

Twitter

Facebook

TikTok

株式会社モチベーション&コミュニケーション

所在地 〒163-0649 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49F
お問い合わせ TEL:03-6384-0231
MAIL: info@motivation-communication.com

-----------------------------------------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?