役者、スーツアクター、モーションアクターの違いについて

意外と続いてるな〜
今日で10日です。

さて、そろそろ仮面ライダーウィザードの話題でも擦ってみようww

今回は役者、スーツアクター、モーションアクターの違いについて書きます。

私の考えるモーションアクターとは「計算で演技ができる役者」です。
う〜ん、もうすでにいろんなところからバッシングをいただきそうだ^^;

先日拝見したオリエンタルラジオ中田敦彦さんのYouTube大学を見ていたら「役者さんとは器になれる方々だと思う」ということをおっしゃっててなるほどな〜と思いました。
同感、そして一言でまとめるのが本当に上手でいらっしゃる。

作品を完成させる上で、自分という器を求められるイメージにカスタマイズし、演じる。
そのために時間をかけてしっかりと役作りをし、自分以外の人の人生や考え方を研修想像し、その感情を利用する。可能な限り感情に嘘がないように。自分を削る大変なお仕事だと思います、尊敬します。

一方モーションアクターはある意味、器から解放されてる。器に関してはデザイナーさんが用意してくださった魅力的な3Dモデルが存在しますからね。自分の外見に引っ張られることがないのです。

実写やライブの場合、基本的に自分とかけ離れたものの器になるのは難しいでしょう。
極端な例で性別や年齢。そうでなくても同じ「20代の綺麗な女優さん」というカテゴリの中でも清純、悪女、クール、母、お姉さん系、妹系、誠実そう、陽気、頭良さそうなどあげればキリがありません。
役者さん側としては色んな役に挑戦したい!という気持ちはありますが、起用する側はやはりその方の外見や出てるくる雰囲気の影響を受け、その役者さんに適した役を手配しようとするでしょう。

モーションクターはそういった外見の影響を受けずに済む…いや頼れないといった方がいいかもしれませんね。なんなら種族を超えることもしょっちゅうなのでww

なのでテクニックが全てです。器の、さらにその中身になれなければならないのだと思います。(もちろんテクニックを使うためにも感情や表現方法を知っていなければなりませんが)
そのために体の使い方を始め、色んなことを研究します。

3Dモデルが顔の表情まで反映してくれるうよな緻密なものであれば、微細な目の動きまで意識して感情を表現します。

一方ディフォルメされた3Dモデルであれば、目の動きやちょっとした首の動きでは伝わらないのでウザくならない程度に動きを大きくします。

他には歩き方ひとつにしても、性別、リーチ、体重、子供から老人まで年齢によってどう変化していくのかなど、キャクターによって演じわけます。

そうやって感情に引っ張られることなく、計算で狙った表現をアウトプットできる中身の職人たちを、モーションアクターと呼べるのではないかと個人的には考えております。(あくまで個人の考えです)

(感情に引っ張られる事なく、ただただ重い物を持ち上げ続ける杉口ww)

そのためのテクニックの蓄積は沢山ありますので、いつかアニメーターさんやモーションデザイナーの方々と共有して、作品のクオリティアップを目指せればと考えるとワクワクします^^

スーツアクターの話に移る前に長くなってしまったので、続きはまた明日〜

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