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スギ:オートカサの裏話

先日、動画が珍しい形でバズりましたww

モーションアクターで参加させてもらったNieRをオマージュして、傘やカラーコーンを使ったおふざけ動画を。
おふざけとはいえ、動きは真面目にやらせていただきました。


SugI:autoKASA

https://twitter.com/jagar001/status/1370664355054841859?s=20




きっかけは
「NieR Replicant ver.1.22474487139... 」でした。
https://www.jp.square-enix.com/nierreplicantv1p2/

こちらの発売日は2021年4月22日(木)なのでまだ少し先ですが。

我々モーションアクターは、リリースより以前に作品に関わったことを発信する機会をいただける事はないのですが、今回ありがたいことに発売前に参加したことを、しかもなんの役をやらせてもらってたかということもまで発信して良いとご連絡をいただきまして。

自分は汎用モーションで主人公の動きを担当させていただきました。

せっかくこのような機会を頂けたので、ちょっと挑戦みようかと思い立ちましてww



さて、話は変わりますが、私は兼ねてより役者さんや声優さんを羨ましく思っておりました。
何が羨ましいのかというと、

「作品の宣伝や、売り上げに関して貢献することが出来る職業である」

という点においてです。
やはりビジュアルや声の魅力は大きい!!
自分ももちろん、魅力的な外見や声には惹かれます。なんならミーハーですww(死語)

特に声優さんとは、演じ手の括りとしては近しいポジションなのではないかと思うのです。

しかし、我々動きを担当するに側というのは、声と違っておそらくその魅力は伝わり難いのでしょうね。

特撮ヒーローのファンの方々中には、「役者さんより中のスーツアクターさんの方に興味がある!」と言って下さる方々も一定数いらっしゃって、我々からすればありがた過ぎる存在ですが、やはり少数派です。
多くの人はまず目で楽しませてくれる存在に心奪われますね。自分も間違いなくそうですし。


でもこの仕事を選んだ以上、全くそこを諦めてしまうというのも、仕事に対して誠意にかけることなのではないかともまた思うのです。
変に卑屈になってしまっても楽しくないですしねww

そういったことを常々考えておりました。
何かこちらからも、作品に対して他にも力になれることがないかと。

そこに、今回こういった機会を頂けましたので、これはチャンスだと思いリリースまでに色々発信してみようと考えました。

幸い、前作の『NieR:Automata』でも同じく汎用モーションを担当させていただいてたので、試しに版権に引っかからない範囲で動画を作ってみました。

公式に関わる事がある職種である以上、それを使って自分達の私服を肥やしたり、また作品に対してご迷惑をかけしまうような事は絶対にあってはならないと考えますので、そのあたりはとてもセンシティブに考えております。


そこで協力してくださったのが、、、今は亡きミソジサラリーマン!(いや、生きてますがww)

アクションに興味のある方は、知ってる人も多いかもしれませんね。
格闘技の動きにエフェクトをつけ、さらに色々な面白い道具を使ってゲームのようなアクション動画を連発していた、おそらくどのアクションマンよりも有名人だった、今も現役のサラリーマンですww

ただ本人曰く、「Twitterはもう飽きました」と言って5万以上もフォロワーがいたアカウントを躊躇なく削除ww

いやー、ぶっ飛んでやがりますね。
実はyoutubeの方はアカウント生きてて、今もたまーに投稿されているのでURL貼っておきます。

ミソジサラリーマン
https://www.youtube.com/user/tanahiro814


今回、撮影編集は裏で彼が動いてくれていたのです。
サラリーマンという本業の片手間にあれだけの実績を作ってた方ですからね。
流石の配慮とバランス感覚で、見事にザワつかない動画に仕上げてくれました。


その甲斐あってか、とってもありがたいことに齊藤陽介プロデューサーやヨコオタロウさんにもご許可をいただけて、無事に投稿させていただくことが叶いました。
いちアクターのやんちゃな挑戦を心よく認めてくださり、感謝に絶えません!!
やはり器の大きさと、新しい事への冒険心が圧倒的ですね!
自分もそうでありたいと背中を見上げさせていただいてます👏


モーションアクター側からこういうことが出来たのは、初めてではないかと思うのです。
海に小石を投げるが如く微々たるものですが、こういったことでほんのちょっとでも私にも興味を持って下さる方が現れて、今度の新作が1本でも2本でも新たなファンの方のお手元に届くようなことが起きれば、モーションアクターとして冥利に尽きます。


というわけで、沢山の皆様のご協力、お力添えの元、動くことしか取り柄のない私もなんとか生かしてもらってます。

様子見つつ、可能であれば今回のようにまた別の角度から、作品の世界観をお楽しみいただける動画も作ってみたいと思っております。

齊藤さん、ヨコオさん、ありがとうございました。


(ミソジさんは、またご協力よろしくです!ww)

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