ニンジャのゲームを作る - ⑥続：進捗報告

ご無沙汰しております。わたしは餅辺です。今回は製作中のニンジャのゲームの進捗報告になります。

●はじめに

Ｑ．作業報告が遅かったけど何やってたの？
Ａ．月単位で説明していきます（見出し欄から飛ばせます）

６月度はダンジョン内の機能を拡張していくにあたり、今までに書いたコードの見直しを行いました。結論から言うとこれがジゴクへの入り口でした。ただでさえ月や年をまたいで継ぎ足されたコードは見づらい上に、どこを修正すれば何につながるか不明瞭な場所も多く、バグを直せば新たなバグが生まれ、それを直せば他のところがおかしくなり、また直せば他の異常が発生し、なんとか作業を終えても新しいものは一切生まれておらず、大してコードは綺麗になっていない。

徒労感が餅辺を支配し、虚無の暗黒のアギトが背中を捉え……荒く湿った生暖かい吐息が首筋に……THE END OF MEXICO……と、そんなことを繰り返していました。とはいえ先に進むために必要なことだったとは思います。

７月度はオリガミのシステムや敵の移動ルーチン作成、マスク（通路の中とかが見えづらくなるやつ）の設定、エンハンスの基礎動作などを作成。アイテムの種類の増加、今後の大まかな敵データの作成などを行っていました。

オリガミの折り方は、現状「ツル（ダメージ小）」「ドラゴン（防御力ダウン）」「タコ（移動不可）」「ゴリラ（ダメージ大）」「イーグル（命中率ダウン）」を設定しました。日本人がおなじみの四聖獣をモチーフにしただけあり、いずれも基本的な効果ですが、どこか新システムと銘打つには物足りない感じもするので、ここらも拡張していきたいところです。

エンハンスは現状はBP（血中カラテ量ポイント）を消費し、武器の修正値を上げる効果を有しています。ただ、これも「修正値による影響が高すぎる場合はBP回復アイテムをどれだけ拾えるかの運ゲーになる」「低過ぎれば単に煩雑なだけのシステムになる（一応効果はあるので毎階面倒な操作を強制される）」とバランス調整の難しさを感じています。

８月度は敵の種類の増加、登場ニンジャのドットモデル作成（１８体分）、アニメーションさせるためのボーンの設定などを行いました。餅辺のスキルツリーはドット絵にポイントが振られていないため、多少難航したところもあったものの、それでも脳内のニンジャイメジをモデル化するのは中々楽しい作業ではありました。

そして９月度は増えた敵ニンジャに対するスキルの設定と処理を作っていきました。例えばアーソン＝サンなら「攻撃命中でカトン・ジツによる追加ダメージ」、サードアイ＝サンなら「同室にいるとオリガミ攻撃を無効化」など。ややこしいのだと、ベアゴージ＝サンの「かならずチチーナ（熊）と同時出現し、ベアゴージが倒されるとチチーナは大きく弱体化」なんてものもあります。単体ではそこまで脅威ではないのですが、彼らと同時出現するヨトゥン＝サン（オボロ・ジツにより隣接していない敵が見えなくなる）と組み合わさることで非常に鬱陶しくなったりもします。

（前置き終わり）

●現在の状況

……と、こんな感じに製作が進んでいました。近況報告が遅くなり申し訳ございません。さて、今後のスケジュールと前回の目標の進行度ですが……

未完：ダンジョンマップの複雑化（現在はほとんど一本道の単純構造です）
半分：オリガミシステムの作成
半分：エンハンスメント・ジツの作成
半分：アイテムの種類の増加
ほぼ達成：敵の種類の増加
半分：それに伴うモデルの作成、モーションの設定
未完：バランス取り

と、こんな感じになりました。まず、未着手なのがダンジョンマップとバランス。敵の種類の増加は、モデルやモーションの設定は行ったのですが、汎用モーションが多く、その点寂しいものがあります。時間を見つけて改善していきたいところです。

（４本腕のノトーリアスなんかは特に寂しいことになっています）

アイテムは「種類」は増えたのですが、具体的な「効果」を持つものを実装しておらず（枠だけ作って中身が埋まっていないような状態）、これから作ることになります。こちらに関してはASAPで取り組むべき課題だと思うので、テンポよく増やしていきたいところです。

オリガミやエンハンスは上述の通りですが、これもいろいろ手を加えていきたいところです。

現状はこんな感じです。制作報告が毎回遅めですが、noteやTwitter上でスキ、いいね、RT行為をしてくださる方、この記事を読んでくださっている方、いつもありがとうございます。孤独な戦いなので、とても励みになっています。ともかく体験版の公開（それは秋）まで、小説とか書きながら頑張りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

（つづく）