ジュマンジ/ウェルカムトゥザジャングル プレゼン

今回プレゼンするのは『ジュマンジ/ウェルカムトゥザジャングル』。
この作品は『ジュマンジ』という絵本を原作とした映画であり、シリーズとしては2作目に当たる。(ただ直接的な続編ではないため1作目を見ていなくても支障は全くない)
1996年古いボードゲーム『ジュマンジ』が海岸に打ち上げられ、それを見た男性、ヴリークはジュマンジを息子のアレックスに持ち帰る。
アレックスはボードゲームに興味を持たなかったが、ジュマンジはボードゲームからファミコンに変化。
アレックスはゲームを始めたところ、ジュマンジの世界に閉じ込められ行方不明となる。
そこから時は流れて2016年。
高校生のスペンサー、フレッジ、マーサ、べサニーの4人は問題行動を起こし罰として地下室の掃除を命じられる。
掃除の途中でジュマンジを見つけた4人はジュマンジをプレイしたところ、ゲーム開始時に自分が選択したキャラクターの姿となりジュマンジの世界に閉じ込められてしまう。
現実に戻るにはジュマンジをクリアするしかないため、4人はジュマンジのクリアを目指すというのが本作の概要だ。
話自体は単純なエンターテインメントだが、本作の魅力の肝は俳優陣の演技にこそある。
現実の4人の役者とゲーム内の4人の役者は当然ながら全く違う訳だがそれでも本当に現実の4人とゲーム内の4人が同一人物だと思えてしまうほど俳優陣の演技力は卓越している。
この演技力が現実とジュマンジをシームレスにし、見ているこちらにも違和感を少しも与えない。
そしてその演技力の高さゆえに現実の4人とゲーム内の4人のギャップが見てて面白い。
ゲーム内では中年男性なのにいかにも振る舞いが女子高生だったり、屈強な男性の喋り方が少年のそれだったりと外見と内面とのズレが笑いを誘う。
ゲーム内の世界も実際に巨大生物に襲われたりなどのアクションの迫力をしっかり描けているため冒険モノとしても見てて面白い。
それにゲームの中の世界という事もあり、話の各所にゲームあるあるネタが盛り込まれている為ゲームをよくやる人程あるあるネタがわかるし話自体もメインの4人がジュマンジを攻略する話である為内容もシンプルでわかりやすい。
総括すると目を見張るような伏線や斬新な展開こそないものの、俳優陣の演技力の高さによる現実とゲーム内の見た目の差のギャップによるコメディとシンプルな冒険モノとして気軽に見れる作品である。
エンターテイメント作品として充分に面白い為冒険モノなどが好きな人には気軽に楽しめる作品を探している人には是非見てほしい作品だ。

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