伊達朱里紗プロ 狙うのは三冠?2年連続MVP?

はじめに

はじめまして、mothika(モチカ)です。

今回のテーマは「Mリーグ」。
23-24レギュラーシーズンも残り12〜14戦といよいよ佳境という中、とある偉業が現実味を覚えてきました。

それはKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗プロの「三冠」です。

2024年3月4日の第1試合で伊達プロは個人賞規定試合数の20試合目に出場。そして第2試合に今まで4着回避率1位だった渡辺太プロがラスを引いたことで、伊達プロが暫定4着回避率トップとなりました。

この結果のままレギュラーシーズンが終了した場合、21-22シーズン「最高スコア」・22-23シーズン「MVP」・23-24シーズン「4着回避率」と個人賞を3年連続で獲得すると同時に初めて現行(※)の個人賞全てを獲得する、所謂「キャリア三冠」を手にすることになります。
(※初年度のみ最高スコアではなく最高打点が個人賞でした)

ですがここでもう一つ選択肢があります。
現在伊達プロは個人獲得ポイントが215.3と3位につけています。つまり2年連続のMVPという初の偉業も現実的な位置にあるということです。

「キャリア三冠」「2年連続MVP」
どちらも偉業には違いありません。
さて、伊達朱里紗プロはどちらを目指すのが得なのでしょうか?

4着回避率の獲得確率

現在伊達朱里紗プロは20戦に出場し2回ラスのラス回避率が90.0%です。
他の選手はどういった現状でしょうか?
現在3ラス以内の選手は以下の通りです。

1位 伊達朱里紗 90.00(2/20)
2位 渡辺太   86.96(3/23)
3位 滝沢和典  85.71(3/21)
4位 高宮まり  85.71(3/21)
5位 鈴木優   85.71(3/21)
6位 中田花奈  84.62(2/13)
7位 瑞原明奈  84.21(3/19)
(参考:辺六筒https://x.com/penropin/status/1764653515459469612?s=46&t=qlzIN_5r4m5p1Fg07bRUTw)

伊達プロがこれ以上出場しないと仮定した時、他選手が伊達プロの記録を追い抜くためにはどうすればいいのでしょうか?

計算は簡単です。20試合で2ラスなので、30試合で3ラスに抑えられれば同じ90%です。
すなわち、渡辺プロ・中田プロは7試合に出場しノーラス、滝沢プロ・高宮プロ・優プロは9試合に出場しノーラスに抑えられれば伊達プロに並ぶことが出来ます。

しかしながら、ここで大きな問題が一つ。残り試合数です。
ドリブンズ・BEASTは12試合、KONAMI・Piratesが14試合です。
即ち、渡辺中田プロは1日1試合以上出場でどこかで1回は連闘する必要が、滝沢高宮優プロはどこかで2回は連闘する必要があります。
BEASTはボーダー争いのため、Piratesは 後でも書きますがMVPを守るため、KONAMIは均等起用のためなさそうです。
唯一あるとすればドリブンズによる1日1太ですが、MVPが見える位置にいる園田プロや先日最高スコアを樹立した絶好調のたろうプロを差し置いて太プロだけに残り12試合の過半数の7試合を出場させるのは難しそうです。

つまり伊達プロがこのまま出場をしなければ4着回避率のタイトルは確実に手中に収まることになるでしょう。

MVPの獲得確率

次はMVPです。
現在の個人スコアの結果は以下の通りです。

1位 鈴木優   341.5
2位 瑞原明奈  237.3
3位 伊達朱里紗 215.3
4位 園田賢   211.4
5位 岡田紗佳  194.3
6位 堀慎吾   177.5
7位 勝又健志  125.4
(参考 辺六筒https://x.com/penropin/status/1764652691945623807?s=46&t=qlzIN_5r4m5p1Fg07bRUTw)

現在伊達プロと優プロの差は126.2ポイント、並ぶだけでも大体4万点台トップ2回が必要です。
伊達プロの成績分布は6-5-7-2。
30%の確率でトップを獲得できると仮定しても2回連続トップの確率は9%です。90%の確率でラス回避ができると仮定して、2回連続ラスにならないのは81%です。つまり19%の確率で少なくとも1回はラスになる危険性があります。
更に言えばトップを獲得するには放銃してラスになるリスクも負って攻める必要が出てくるので、より分が悪くなるでしょう。
結論としては、MVPは非現実的な数値ではないがリスクを負ってまで追うほどのことなのだろうかということです。

まとめ

「キャリア三冠」「2年連続MVP」が同等の価値を持つとするなら、キャリア三冠を狙った方が得そうだということが分かりました。
KONAMI麻雀格闘倶楽部は監督がいないのですが、これからチーム内での話し合いでどのような采配になるのかも見どころです。

……そうまとめようとしましたが、恐ろしいことに思い当たりました。

もしも伊達プロが出場して、現在のたろうプロを抜く12万点級のトップを獲得したら、140pt稼いで、「MVP」「最高スコア」「4着回避率」の年度内三冠獲得となります!!!???

流石にないですね、あったら漫画です笑笑
……ないですね、ないですよね?……ね??


最後まで読んでくださりありがとうございました。


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