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とにかくアーモンドミルクを消費している
また世界の遠い国々で戦争が始まろうとしているようだ。
数分ごとに更新されるネットの情報を追っていると居ても立ってもいられない心持ちになり、思わず世界情勢の本や紛争地図などをひっぱりだしてきてしまう。
世界のどこかで武力衝突が起こるたびに、自分の無知さや無力さが嫌になる。
そして問題の深淵さに触れるたびに、絶望的な気持ちになる。
そんなこんなで地に足がつかない状態で過ごしていたからか、気がついたら
わかるような歳になってしまった
部屋の片付けをしていて、ふと目に入った『停電の夜に』を読み出してしまった。
昔、遠い昔に読んで、名作と聞きながらもあまりその評価の意味がわからず、でも喉に魚の小骨が刺さったかのようにずっと意識の底にこびりついて離れなかった物語だ。
あれから10数年。
いやもう20年近いのか。
停電の夜の、ふた晩目でもうだめだった。
泣けて泣けて、涙が止まらなくて、視界の文字がどんどん滲んだ。
失ったものを取り戻せ