5sences "消費"について考える。

またまた突然ですが、
あなたは自分が消費しているものについて
深く考えたことはありますか?

私たちが日々消費しているものは沢山あります。

電気、ガス、水、食べ物、飲み物、洗剤類、
などの生活必需品の他に、
お洋服、雑貨、化粧品、オイルやクリーム、
パソコン、テレビ、ラジオなどの電波
…などなど

前回の記事では、
持続可能性、資源が有限だという意味で消費について触れましたが、今回は、私達が意思を持って選択するべき人体に与える理由について説明したいと思います。

五感を司る感覚器官...目、鼻、口、耳、皮膚。

私たちが得ている情報は、全てこれら感覚器官が受け取り、運んでくれています。そしてこの感覚期間で受け取った感覚の全てが心に作用しています。

当たり前のことですが、改めてよく考えてみましょう。

視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚…この5つの感覚が、心の状態に深く関わっているのです。

身体が食べ物を消化吸収するように、
心も、感覚器官が摂取したものを吸収しています。

You are what you eat.
あなたはあなたの食べたものでできている。

と言う言葉がありますが、
私たちは五感を通して受け取ったことが、私たちの心身をつくっていく一部分となるのです。

わたしもアーユルヴェーダに出会うまで、食べているものには気をつけていたものの、感覚器官が摂取しているものについては無頓着でした。

この感覚器官は、いつも何かを摂取しているのです。

目は、いつも何かを見つけたり、太陽や電気以外にもPCや携帯の光を取り入れている。

鼻は、呼吸の通り道、酸素を体内に運んでくれると同時に、良い香りも良くない香りも、そして大気汚染などの物質や湿気なども取り込むことができる。

口は、食べ物の入り口。様々な味わいを感じたり、熱い、冷たい、美味しい、まずいを感じてくれる。

耳は、ずっと周りの音をキャッチして、大きな音楽や平衡感覚にまで力を貸してくれている。

皮膚は、触れる心地よさ、心地悪さ、締め付けなどの感覚だけでなく、毛穴から様々なものを吸収し、排出もしている。

特に皮膚は分かりやすく、皮膚吸収というものがあり、塗るもの、触れるものからも体内に吸収されると言われています。頭皮も、顔や身体の皮膚も全てがそうです。

約2年前、膣内の吸収率が皮膚よりも何十倍も高いと知り、化学繊維たっぷりのナプキンを何年も使用していたわたしは衝撃を受けました。ヨガ中にはタンポンなどを使用することも少なくなかったので…恐ろしさを感じる反面、その影響で様々な障害が出ていたのかと考えると納得です。

腸から吸収されるもの、食べ物をこれだけ気にしていたのに、同様に自分の心身になる他の場所からの吸収に無頓着だったなんて…

これが私がよりホリスティックに考え始めたきっかけにもなったのです。

そうすると、必然的に、肌のスキンケアは勿論、ボディクリームやボディオイル、そして、身につけている服の繊維や洗濯洗剤にも気をつけるようになっていきました。

口から摂取した食べ物が自然なものではなく、化学的なものや人工的な食べ物は、人間が消化しきれず、身体の中に溜まり、味覚や、心、欲望をも異常にさせることを知っていた私は、同様に考え、肌に触れるもの、その他自分の身体の中に摂取するもの全てをなるべく自然なもの、原材料がしっかりと自分で理解できるものだけを取り入れるようになりました。

食べ物と同様、触れるものも全て、理解できないカタカナや、よくわからない隠蔽されたような表記がされているものをなるべく避ける。いきなりは難しく感じますが、知れば知るほど少しずつ様々な選択肢が増えてきているように感じています。

これが、しっかりと考えて消費すること。
意思を持って、選択することなのです。

生まれた時から、昔から使っていたから、
皆んなが使ってるから、
どれも一緒で、なんでも良いと思って、
なんとなく…

これが自分自身への無頓着です。
不定愁訴や不調を抱えている理由がわからないのは、自分で自分の摂取しているものを理解できていない結果にすぎません。

習慣やトレンドに流された結果、自分の大切な心身を、そして人生を自分でコントロールできず、お医者さんに丸投げすることになるのです。

まとめると、
これら食べ物、触れるもの、だけでなく、
全ての五感を通して得ているものが私たちの心身を作っているとしたら。

見るもの、嗅ぐもの、聞くものにも注意を払い、できる限り選択していくべきだということが分かります。

強い光、人工的な光、見て不快になるものは避け、
クリアではない空気、自然ではない香料などを避け、
大きすぎる音、激しすぎる音楽を避け、いい言葉だけを発し(自分が一番聞こえています)、いい言葉を聞ける環境に身を置くことです。

これらをリストにあげて想像するだけでも私たちの五感はどれだけ沢山の、避けられないストレスを常に受けているかが分かります。

定期的にこの五感を癒すことを考えなければいけません。いつもフルに使われている感覚器官をしっかりと休息させるのです。(その他にアーユルヴェーダ的なオイルケアで五感をセルフケアすることもできます。)

また、
見て、嗅いで、聞いて、食べて、触れて、
不快に感じたり、後で自分を辛くさせているものは、二度と取り入れないようにしていきましょう。

最後に私の大好きな言葉で締めたいと思います。

Close my ears to any bad talking, keep my tongue from bad words, may only blessing thouhgts inhabit my mind, may I be so kind and joyful that anybody who comes near me.
悪い話には耳を塞ぎ、悪い言葉を発しません。良い想いだけが、私の心に宿りますように。私の周りに来る誰もが感じられるように、私が優しく、喜びに溢れますように。
ー"Morning Prayer"


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