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Staff colum:私が名古屋で働きつづけたい理由ーエリアマネージャー・蒲

名古屋で約5年、お店づくりに携わってきたエリアマネージャー・蒲(かば)に、名古屋2店舗出店までの道のりを聞きました。

■語り手 / 蒲 元樹
岐阜県出身。2015年入社。2016年に名古屋星が丘店テラス店へ異動。2018年に店長、2020年に東海エリアのエリアマネージャーに。

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―蒲さん、ついに名古屋に2店舗目がオープンしますね!

はい、ようやく念願がかないました。

―今回は社内で最も長く名古屋でお店をつくってきた、蒲さんの名古屋への思いをお聞きできればと思っています。

そうですね(笑)。よろしくお願いします。

―岐阜のご出身とのことですが、入社当初から東海エリアで働きたい、と思っていたのでしょうか?

そうですね、馴染みのある東海エリアにお店を出したいと思っていました。入社当時は、東海エリアにお店がなかったので。最初は東京・北千住のお店にいたんですが、入社後半年経った頃、「名古屋に新店ができる」と社内で聞いたんです。これはもう運命じゃないかって(笑)。「やりたい!」って手を挙げて、異動することができました。

―いまの名古屋星が丘テラス店(以下、星が丘店)ですね!まさに名古屋に呼ばれたかのようなタイミング。

本当に。岐阜出身の僕からすると、名古屋って東海エリアの中心地なんですよね。情報と人が集まる場所だから。エリア初出店のお店づくりに携われたのはうれしかったです。

―初出店のプレッシャーもあったと思いますが、どんなお店をつくりたいと思ってきましたか?

お客さまに愛されて、必要とされる場所。そうなるために、お客さまがお店に期待してくれることに、一つ一つ応えることをやり続けてきました。地道に。じつは、僕の手元にはお客さまからいただいた「お店に期待することリスト」があって。

―そうなんですか!

はい。星が丘店のオープン前夜に、参加者40名程度のイベントを開催したんです。今となっては小規模かもしれませんが、名古屋に初出店するブランドなのに、40名もの人たちがあつまってくださったことに、心から感動して。そのときにみなさんに向けて「どんなお店になってほしいですか?」ってアンケートをとったんです。その答えを、僕はずっと持っていて、読み返しながらお店をつくってきました。

―かっこいいですね。

かっこよく聞こえちゃうかも(笑)でも、集まったみなさんに愛されるお店をつくりたい、つくるんだっている責任感が、そこで生まれました。

―店長になる前から、そんな強い想いを持っていたんですね。

そう、実は、店長であるかどうかはあまり重要ではないんです。やることは常に変わらないので。それは、エリアマネージャーになった今も、同じです。

―蒲さんの芯の部分に触れた気がしました(笑)。お客さまの声は、具体的にどんなものがあったんですか?

“誰もがただいま、と言えるお店”、“男性も入りやすいお店”とか、ありましたね。それを読んで、ご家族みんなが過ごしやすいように店内にキッズスペースをつくったり、メンズエリアをしっかりつくったり、工夫してきました。

―地道にコツコツ、ですね。名古屋のお客さまには、どんなイメージがありますか?

僕にとっては、家族のような方たちが多いです。赤ちゃんだった子が3年経って大きくなったり。一人で来ていたお客さまが、結婚指輪を旦那さまと買いにきてくださったり。暮らしの変化をともに歩んでいるような存在です。

―通い続けてくださるのがうれしいですね。

そうなんです。催事をやると、お菓子をもって応援しにきてくれたり。身内のような存在です。人柄があたたかい。だからこそ、応えなきゃ!って思いますね。今では現場からは少し遠のいてさみしい気持ちもありますが、お客さまに会うために、新しい出会いの機会を自分がつくるんだって思っています。

―その一つが、名古屋久屋大通公園店。

はい。2店舗になることで出会える人たちが多くなるし、お客さまの背中を押せるような機会をよりお届けできると思っています。

―背中を押す、とはどんなイメージですか?

名古屋って、やっぱり東京と比べると声が届きにくい印象があるんです。「名古屋とばし」も、よく聞く言葉で。でも実は名古屋にも可能性ってたくさんあって、個性を見つけて活かしていけると思う。「ほら、できるじゃん!」って、お店を通して伝えていきたい。

―なるほど。それはまさに蒲さんがこれまでやってきたことですね。お客さまの声をかなえる。

そう。2店舗になっても変わらない(笑)。でも、これまで以上の規模で伝えていくことに、大きな意味があるんですよね。これからさらに、できなかったことが、できるようになっていくと思う。

―今、名古屋に根差す2店舗の姿が見えた気がします。最後に、お客様へのメッセージをいただけますか?

そうですね、まずは「お待たせしました!」と言いたいです。ずっと星ヶ丘は遠いな、という声もいただいていたので、「少し近くなりました!」と(笑)。ゆったりとお買い物をたのしむ星が丘テラス店と、栄エリアでのお出かけの際には久屋大通公園店、などシーンに合わせて使い分けていただけたら嬉しいです。そしてどちらの店舗でも、スタッフみんなが心を込めてお出迎えすることを、お伝えしたいです。

―蒲さんの名古屋を思う気持ちが、これからもかたちになっていくと信じています! ありがとうございました。

―はい、これからも楽しみにしていてください。

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2019年、星が丘店がリニューアルオープン。キッズスペースをつくったり、メンズアイテムをより見やすくしたりと、お客さまの声に応えた一歩。これからもお客さまと一緒に歩むお店づくりがつづいていく。

(おわり)

読んでいただいてありがとうございました!マザーハウスをもっといろいろな角度から楽しんでいただける毎日の出来事を、生産地やお店からお届けしていきます!