光のタネ（33）

やりたいことがたくさんある、
と思っている自分がいて、
それが出来ていない（動けてない、スケジュールが空白、だらだらと一日が過ぎる、など）と
思っている自分がいるとき

本当に、やりたいことなのだろうか？

自分は「社会」にとって役立つ存在と感じていられなければ意味がない
誰かに認めてもらわないと落ち着かない
自分で自分のことを認められてない

それゆえ、予定を一杯にして、一見、満足させているのかもしれない

やりたかったことが、できなかった…
と思ったとき、
ふと、ゆっくり、自分に問うてみる

今の状況、望んだことなんじゃない？

ああそうか、身体が動かなくて、
家に引きこもっているけれど、

それくらい一度、人と離れて、寝たかったのかも
休みたかったのかも
こうやって内観する時間が欲しかったんだ

自分が、自分だけと過ごす

それが今、本当にやりたいことだったから、そうなっているんだ

そう思ったら、今が愛おしい