見出し画像

Mother Gooseになるまで③初めての心療内科

《Mother Gooseという屋号を掲げ、セラピストになるまで》

本格的にセラピストを名乗り始めたのは2021年7月からです。

それまでは(これを書いている時点では今も)、社員が1万人以上いる組織で総合職を、生活のメインとしてお勤めしてました。

これまでの人生、今は、「すべて自分が望んだこと」「すべてが完璧に起きている」と受け入れることができました(^^)

それまでは、「なんで私ばっかり!!!(泣)(怒)」と思っていました(笑)

今回は、新卒1年で疲れ果て、無気力な1年間を過ごしていたときの話です。

※※※※※

《食欲がない》

年度末に起きた仕事の一件は、繁忙期を終えたばかりの隣のグループの先輩たちが総出で手伝ってくれ、なんとか期日に間に合い、事なきを得ました。

が、同じグループの上司や先輩は、全く手伝ってくれず、落ち着いている今なら、繁忙期だったから仕方ないと思うのですが、当時は見捨てられたと感じてしまいました。

そしてすぐに年度が明け、上司含め、同じグループの人の異動はほぼなし。
私は不信感でいっぱいのまま、新年度の仕事をスタートさせました。

不信感でいっぱいなのに、上手く回るわけがありません。
そんなとき、隣の部署の、好きになった同期から、仕事の極意として、「信頼しても信用するな」と言われたことがありました。

いくら信頼する人であっても、人間である以上ケアレスミスは起きるから、書類チェックは怠るなという文脈だったのですが、
このとき私は「そもそも信頼がなければ良い仕事はできない、ということだ」とも、受け取りました。

新年度、私は2年目になり、仕事の分担も増えました。年度末から崩れてしまった私の仕事のリズムをなかなか立て直せず、だんだん気力もなくなり、効率も悪くなり、残業し、という悪循環。

ある昼休みに、私は自分が食欲が無いことに気が付きました。

それまでの私は昼のランチがなにより楽しみで、同期や先輩を誘っては、多少遠ければ走ってでも、毎日のように気になるお店を開拓し、楽しんでいました。
その気力が、さっぱりなくなってしまったのです。

《同期からのアドバイス》

その頃の私は、仲良くしていた人たちに、愚痴ばかり言うようになりました。
自分でも、笑顔がないのがわかりました。
そして、それを見ているどこか冷静な自分もいて、人に会っても愚痴ばかり言ってしまっている自分のことを、どんどん嫌いになっていました。
そして、人と会うのが嫌になってきました。

それを見かねてか、
もう、どんなシチュエーションかは覚えていないのですが、好きだった同期から、
「自分もかつて、似たようなことで病院に行っていた。病院に行くことは恥ずかしいことじゃないよ。」と言われました。

つまり、心療内科の受診を勧められたのです。

どこまでもいい子ちゃんな私。
実家から通勤していたので、親は変化に気づいていたと思います。
が、悲しませたくなく、親に何も言わずに、心療内科を受診しました。

《心療内科ってこんなところなんだ》

高校生の頃、これまでの友人関係の経験から、心の悩みを解決する人になりたいと、臨床心理士を志したことがありました。
現役の臨床心理士さんとお話して、違うと思ってやめたのですが。

心療内科も、勝手に、そんなところだと思ってました。行けば、悩みを聞いてくれる…。

私は結局、1箇所しか行っていないので、完全主観になりますが、
受診した地元の心療内科では、「あ、心療内科って、薬を処方するところなんだ」とわかりました。

…今思えば当たり前なんですが、心療内科は西洋医学、医師が診察するところ、カウンセリングではないのですよね。

悩みを話せるかなと思って行ったのですが、そんな時間はなく、とりあえず薬を処方されました。

特に病名もつかないくらいの程度だったので、あとで友人に聞いてわかったことですが、その薬は本当に初期の、軽い薬だったそうです。

1日1錠の薬と、頓服の薬。

よくわからないままに、飲み始めました。

ただ、職場の現実(不信感)は変わらないので、体調も特に改善せず。薬はお守りのようでした。
それでも、この薬がないと私はもっと駄目になってしまう(仕事に行けなくなってしまう)と思い込み、飲んでいました。
仕事に行ってはいましたが、パソコンとだけ向き合い、朝から晩まで無気力にキーボードたたくだけなんですけどね。。

そして休日は反動で、家に引きこもっていました。
あんなに毎日誰かと会うために、出かけていたのに。。

ある朝、仕事に行こうとするも、動悸がひどく、ベットから起き上がることができませんでした。
そこで、処方されていた頓服薬を初めて飲みました。

すると、すーーーっと動悸が収まるじゃないですか。効用欄には、「筋肉の緊張を和らげる薬」と書いてありました。

私の感情は変わってないのに、動悸が収まってしまった。
この薬は、ずっと飲み続けていいものじゃない。

そのとき私は直観で思いました。

そこから、心療内科以外の手立てを模索するようになります。

※※※※※

続く。


ついつい、頑張りすぎてしまうあなたに。「いい人であろう」と、無理しすぎてしまうあなたに。ほっと一息つけますように。