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私が罪人であることを知った瞬間

サロンに通いだし半年経った頃にようやく私は自分が直面しているどうにもできない現実について、本当の悩みを打ち明けました。
それは夫が統合失調症であることについてです。
はじめから参加されてる方々はいつもニコニコしている私しか見ていなかったのでとても驚いていました。

そして、翌月のサロンでの出来事です。
そのときは先生がわかりやすく作られたプリントを見ながら聖書の人生観についての解説がされました。サロンではじめて聖書に触れた私にとって、聖書の価値観がこの世の価値観と全然違い、驚きの連続でした。

先生は私に「あなたはここに何しに来てるの?」と言われたのです。
私はビックリして、「え??」というと、
「育児するとき、自分の子供にしっかりと叱ることできますか?」と聞かれました。私は「いえ」というと、「そうでしょう。自分の軸がない、判断基準がないんだから言えるわけがないよね。」と言われました。
私はその通りなので、「はい。」というしかありませんでした。
自分の人生で何か生きるためのヒントになることはないかなと参加していたのです。自分に軸がないのはわかっていました。それが苦しくて現状打破したいなと思い自分軸をもちたいと思っていましたが、なかなか本題に触れない私に先生がしびれをきらしたのかなと思っています。
というのも、このサロンがはじまる2ヶ月前にはじめて参加した伝道集会において、参加者が質問を用紙に書いて先生に出したことが脳裏をよぎりました。その質問用紙に私は夫のことを記載していましたので、今はそんなふうに感じています。

そして、そこに集われる私以外の方達はほとんどがクリスチャンでしたので私と決定的に違うところは、クリスチャンの方達はすでに救われているということです。そして、自分が罪人だと言われても全く意味がわかりませんでした。

ここで、牧師先生が作ったプリントを見ながら、罪人である私たちがどのような順番で救われ、天の国に向かっていくのかということを解説していただきました。
そのとき、私は自分が思っていた段階にはおらず、その手前だとはっきり言われたときに深く傷付いたのです。今でこそ当然その位置だったなと思えるのですが、当時の私は知らなかった聖書の世界を少しかじり、教会にも通っているしグレーだろうと思っていたからです。
すると牧師先生はわたしの心を見透かしたようにこういいました。
「聖書の世界にグレーはない。白か黒かだ。」

サロンが終わり、打ちのめされていた私は牧師先生に言われたことが頭から離れず常にグルグルグルグルとまわっていたのでした。その翌日、私は体調不良で息子を夫にみてもらい布団の中で横になっていました。

すると不思議な出来事が起こったのです。


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