IPO審査に向けた資料作成

Iの部、IIの部、マザーズではIIの部の代わりに各種説明資料、通称、各説(カクセツ)を作成することになります。

大きな違いは、Iの部はあなたの会社の株を買うことを考えてくれる投資家に向けて公開されるのに対して、IIの部/各説は東証にだけ審査のために出す点です。後者は非公開である分、より込み入った内容をしっかりと記載する必要があります。
前者は投資してくださる方にモテるように、あなたの会社の強みや将来性をしっかりとアピールしましょう。

上場している会社のIの部はネットで会社名、一の部、で検索するとすぐに出てくると思います。
目論見書を見てもらってもいいかもしれません。こちらは冒頭に会社のキーメッセージを伝えているカラーページが含まれます。会社が最も力を入れてくる所です。

ドラフトは業者さんにお任せするにしても、会社としての根幹は自社でしっかり記載すべきでしょう。

投資家保護の観点で、
企業体制・コーポレートガバナンスとしてちゃんとしてるか?
収益計画は本当に達成されそうか?(蓋然性)

が大きな審査ポイントです。

マザーズであれば、まだ利益はそんなに出ていないこともあるでしょうから、今後の成長の見込みの確からしさがポイントです。
リスクがあるような場合は、メインのシナリオがダメだった時のバックアップシナリオはどんなもので、その時は最低限このくらいは収益が上がる、というのが言えるといいですね。

これから各論についてのポイントにも触れていきたいと思います。

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