会いたい人に会いにいく…って実際どうなんだろう。

いま無職で、暇があると(常に暇なんだけど)ついつい「人生とは」「生きるとは」とか哲学的なことを考えがちで。

そうなってくると本を読める余裕のある時は本を読んでみたり、
難しい時はYouTubeやPodcastなどでそういう類の対談を聞いてみたりしています。

すると、なかなか普通に生きていると出会いにくい、考え方が素敵だなーーという専門家の方達を知る。

そして「会ってみたいな」と思う。

今はネット社会で、DMなどで著名な方に案外簡単にメッセージを送れたりする(勿論窓口を閉じてる人も多いだろうけど)から、勇気を振り絞って、会いに行けそうな人には会ってみるのもいいのか・・・?と考えたりする。

それで実際に体験した先人たちの意見を聞くべく、「会いたい人に会いにいく」というキーワードでnoteで検索して、出会ったのがこの記事。

NHKこども科学電話相談に出演されてる先生に会いに行かれた方の体験談。私もこども科学電話相談は大好き。時々聞いては癒されてます。

最初はコメントで下記を残すだけに留めようと思ったのですが、伴って自分自身の想いも溢れてきたので、せっかくなので引用して記事を紹介させていただくことにした。

はじめまして。川上先生、永田先生、お二方とも私もだいすきです。ラジオ相談でのお二人の回答素敵ですよね。

ちょうど「会いたい人に会いにいく」というキーワードで検索して井出、たまたま記事を拝見して、すごくいいなー!と思ってついコメントしてしまいました。

私も会ってみたい著名人の方が何人かいらっしゃるのですが、踏み出せず足踏みしてる状態です。実際に会ってみた体験談を聞いて、やっぱりいいなーと思って、ちょっと勇気出してみようか…なと思い始めました。

どうなんだろう。自分も実際会ってみたら何か変わるのか。

せっかくなので会ってみたい方を今思いつく限り上げてみる。順不同。

本当に大大大著名な方達ばかりで何言ってんだお前感は否めないのですが、ま、とりあえず書くだけは自由ですから。


養老孟司さん。思考が大好き。恥ずかしながらご著書はまだ全部読めてないのですが、とにかくその物腰の柔らかさが大好き。

坂口恭平さん。noteで知りました。生き方が本当に素敵。私自身Twitterはやめたけど、それでも時々覗いてみたくなる。

大好きで聞いているコテンラジオの方々。深井龍之介さん、ヤンヤンさん、樋口聖典さん。
最近自分の生活圏の関西で公開収録があったのに、勇気が出なくて応募出来なかった・・・。とても後悔してる。

東畑開人さん。臨床心理士で本をいくつか書かれている。書かれる文章がとても好き。

増田裕介さん。精神科医の先生でYouTubeで発信している。すごく論理的に語られていて、さっぱりした態度がとても好感を感じる。

小林快次さん。こども科学電話相談繋がり。北大の恐竜学者の先生。私自身恐竜の知識はほとんどないんだけど、子供達との向き合い方がとっても好き。

いまざっと思いついた方々。

今回はとりあえず人文系心理系ジャンル?の方達に絞ってお名前をあげてみた。

他にももちろん沢山いらっしゃる。
単純に好きで応援してる有名人の方、アーティストの方。好きなクリエイターさん。


ただほんとに著名な方となると、「会う」というか「見る」だけくらいの出会い方になってしまうだろうし、それは何か自分にとって糧になるんだろうか。

あ、でも、一つ挙げた後悔しているコテンラジオの公開収録に関しては、その場に集った同じ興味関心を持つ方達と話してみたかった、というのはある。…けど多分もしその場に行っても私は日和って誰とも喋れずに終わった気がする。


もし著名な方達とじっくりお話しする、なんて機会があったとしても、自分がどうしても躊躇してしまう理由がいくつかある。

まず、そのご著書を全て読んだ上で、且つ自分でしっかり意見を持った上でお会いしなければ失礼なのではないか、と考えてしまう。

そして何より、人と深い話をするのが苦手すぎるという過去の実体験が自分を不安にさせる。

前職で、中学生の頃から憧れていた方と仕事をする機会があった。とても近い距離感で仕事させて頂いた。にも関わらず、結局その熱い想いをご本人に伝えることができなくて、当たり障りのない会話しかできずに終わってしまった。

まず、お相手の半端ではない知識量や頭の回転の速さなどに圧倒されてしまって、下手なことを言うと呆れられるのではないかという恐怖がでてしまった。

そしてそもそも、自分の考えることなどがうまく言語化できずに、会話のテンポのなかで、それを言葉にして発することができなかった。
それは必ずしも長文で返答しなくてもいいのだが、会話の流れに沿った相手を「おっ」と思わせられるような上手な相槌が打てないのだ。

いや、そもそもそんなこと気にせずに、馬鹿な自分をさらけ出して、どんどんぶつかるべきなのかもしれない。でも臆病な自分はそれができない。


よく聞く成功体験として、無名な若者時代に憧れている人のもとに突然押しかけて・・・みたいな話がある気がする。

ああいうのにとっても憧れがある反面、自分にはできないよなー、とやる前に諦めてしまう。


じゃあ何もそんな著名な方でなくとも、元々身近な存在だった方でも、深い話がしてみたい方はいるのではないか。

とにかく今は、自己分析というか自分探しというか、そういうことがしたいんだと思う。

まず大学のゼミの先生。全く真面目な生徒でなかったし、卒業後も一切連絡取ってないし、覚えてくださってるかどうか…。でも考え方がとても格好良くて憧れている。

高校時代の先生方。こちらも同じく自分は目立つ生徒ではなかったし、卒業後連絡も取ってないので、覚えていて下さるのか。お会いして何を話すのか自分でも分からないんだけど、とにかく会ってみたい。

元の職場の上司。完全に自分の過ちで距離ができてしまっている。改めて謝罪して、きちんとお話がしたい。

・・・。

この「会いたい」気持ちはちゃんと実行に移すべきなのか。どうなんだろう。

とにかく自分は漠然と「変わりたい」と思っている。

もちろん、そんな簡単に人間変わらないことも数十年生きてきたのでよくよく分かっている。

そもそも「変わる」ことが本当にいいことなのか、それすらも分からない。


会いたい人に会いにいく、

どうなんだろう。

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