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ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT 2023雑感②

Bブロック① 笹村あやめ対旭志織

女子プロレス団体やイベントプロレスに引っ張りだこな売れっ子で、そしてSEAdLINNNGのタッグベルト戴冠を始め各団体のシングルタッグベルトに挑戦する機会も増え経験値も爆上がりな笹村あやめ選手。
対するは最近は2AWでの出場は控えめながら、DDTにてオメガでのタッグ王座獲得や代理人を務める担々麺造選手が大活躍中と相変らず話題に事欠かない旭志織選手。
他団体にて鶴の舞やモダンタイムスはじめ諸先輩の技を頂戴する機会も多い笹村あやめ選手はこれを機会に公認を得たいところ。

場外カウントギリギリでチーバくんを囮にリングインに成功
鶴の舞を身を呈して防ぐチーバくん
腰攻めに的を絞る旭志織選手
立体的なバックブリーカーなど独創性は健在


笹村あやめ選手のモダンタイムスにて勝利

試合は場外リングアウト勝ちを狙う笹村あやめ選手で始まるも、実はこれまで場外リングアウトを狙ってまともに勝てたことがない(むしろ負ける)。今回も手練の旭選手にいなされてリングアウト負けの危機に。要所で機動力を削ぐ攻めをする旭選手に苦戦するも、チーバくんの助けを得て切り抜け、モダンタイムスを切り返したところを掟破りのモダンタイムスをしかけて勝利。
旭選手のブログでは公認どころか罰が計画されるも笹村あやめ選手は2回戦進出となった。

Bブロック② 超人勇者Gヴァリオン対仁木琢郎

2AW所属となり前々から溜まった思いを発現したいなか、そこまで辿り着けずという雰囲気の超人勇者Gヴァリオン選手。
相対する仁木琢郎選手は天龍プロジェクトでのタッグベルト、2AWタッグベルトなどタッグでの成果は出てきており無差別級シングルへの初挑戦、戴冠へのステップアップの機会としてトーナメントにかけたい所。

グラウンドでの攻防 仁木選手が抑えるも
Gヴァリオン選手が巧みに切り返す
ゲンブロックキャノン2連発もキックアウトされる
ドロップキックからのマッドスプラッシュでスリー

試合は両者のグラウンドの強さがよくわかる展開に。アマレスで鍛えた仁木選手のホールドをGヴァリオン選手の技術で返す。ここまでスタミナを奪われている仁木選手は印象にないくらいの濃厚さ。
そのまま押し切りたいGヴァリオン選手は低空バックドロップ2連発で勝負に出るも返され、瞬発力を生かした技で攻め返した仁木選手が大逆転のスリー。
こういった試合でプロ「レスリング」の意味を再認識するのはファンとしてもとても貴重と思う。

Bブロック③ 吉野コータロー対ナカ・シュウマ

同期が他団体で経験を積みジャンプアップする中、2AW純粋培養と言っていい状況のナカ・シュウマ選手。正直THE_RULEというチームはナカ・シュウマ選手の成長の場としての機能がいちばん大きかったと思う。選手及びファンをそのインサイドワークで掻き乱し続けた経験値はこのトーナメントにどう影響するか。
対する吉野コータロー選手、デビュー10年目にしてまだ29歳という若さ。抜群のプロレスセンスはシングルにハズレ無しということからも分かるが、シングル王座にひとつ届かない印象。タンク永井さんの引退を機に大戦槍を引き継ぎシングル挑戦の機会も増え、努力の結晶バキバキボディに変貌、チチャリート・翔暉選手選手ら後輩につつかれながらも大輪の花を咲かそうとしているさ中という印象。

奇襲からのオクトパスクラッチは2.9
大戦槍を切り返す
空中胴締め落としがズバッと決まる。

試合は突貫からスタートしたナカ・シュウマ選手がそのままイニシアチブを握り、吉野選手の切り返しも単発に終わる。このゲームメイク力はさすが。しかし自力で切り返す吉野選手も流されはせず。一縷の望みの大戦槍を切り返されたところは危うかったがカウンターの空中胴締め落としでスリー!
決起を誓ったナカ選手としては結果を残せず辛いが試合内容は目を見張るものがあり、どこで何が爆発するか楽しみ。

Bブロック④ 羆嵐対花見達也

2AWをよく見る観客からするとこの団体らしいと聞いて最初に頭に浮かぶのは花見達也選手かもしれない。紅炎を結成しリーダーとして、選手として常にベルトに絡む位置に成長。バカがつくほどの真っ直ぐさと熱さと正直さと。他団体に流出したシングル王座に危機感を1番覚えているのかもしれない。
そんな花見達也選手の初戦の相手は唯一フリー参戦の羆嵐選手。宿敵だったTHE_RULEのメンバーとして無差別級王座に挑戦経験もある実力者。その際は真霜拳號選手に阻止されているが今回のトーナメントは前記の通り失格。誰が羆嵐選手を止めるのか。

ゴング前に奇襲する花見達也選手
機動力を活かしたトペ!
袈裟斬りチョップも羆嵐選手は倒れない!
カウンターのボディアタック
豪快なダイビングセントーンでフィニッシュ

先制を取りたい花見達也選手は機動力で攻め立てるも、その体格を駆使して羆嵐選手が跳ね返していく。起死回生の袈裟斬りチョップもその巨体を倒せずじわじわと追い詰められ、もうイッパツを狙ったところで強烈なカウンターのボディアタック!そのまま強烈な爆発音を伴うダイビングセントーンで決着となった。
花見選手としては初戦、しかも団体外の選手に悔しい敗退。
この巨獣を止めるのはだれか、次戦は吉野コータロー選手。

2回戦組み合わせ


一回戦終えてのトーナメント表

一回戦の結果より2回戦は
①滝澤大志対本田アユム
②若松大樹 不戦勝
③笹村あやめ対仁木琢郎
④吉野コータロー対羆嵐
となった。
どのカードも面白いが注目は④
羆嵐選手をどう攻略するか、攻略できるか?そこが注目ポイントかと。
①もお互い勝手知ったるもの同士のシングルかつ、初戦の曲者本田アユム選手がどう動くか見もの。
そして2強との対決を回避出来ることとなった若松大樹選手はこのまま運を味方につけてしまうのか。
個人的には③は推し対決という信仰が試される一戦です……(去年2枚買った応援Tシャツは片や欠場&片や1回戦敗退でほとんど着れなかったが、今回は推し対決で着られないというなんというジレンマ!!)

前哨戦のじゃんけんは✋対✌で笹村あやめ選手の勝ち
(後出し)

トーナメント外の試合も熱く楽しく激しい試合が花を添える23日の2回戦も目が離せない!!

2回戦の記事はこちらhttps://note.com/motekizaemon/n/n9ec019e8aa8e

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