「お世話になっております」を英語で言うと?

「お世話になっております」を英語で言うと?についてご案内させて頂きたいと思います。


「お世話になっております」とは、日本語ではよく言うと思います。
では、これを英語でどう言うか?ですが「you are so kind.」や「you are so kind to me.」で、「あなたは私に対して親切です」となり、近い表現かもしれないです。
結論を申し上げると「お世話になっております」に該当する英語表現は「ない」です。

敢えて申し上げるなら先程申し上げた「you are so kind」ですが、そもそも「お世話になっております」とは結局、何ですか?という事です。
「弊社の商品を買ってくれている」のか、「贔屓をしてもらっている」のか?
「you are so friendly」でも良いと思います。その時その時の状況によって変わります。
因みに「you are so taking care of me.」ではありません。
似たようなフレーズの「お先に失礼します」や「お疲れ様です」や「お世話になっております」は、英語としては意味を成しません。


以前、外国の会社に働いていた人が言っていた事ですが、英語には日本語と違って「いつもお世話になっております」の様に社交辞令の文が無いのです。
英語でよく言われるのが「Good day」を略した「G’day」これはイギリスやアメリカやカナダなどの国によって変わって参りますが、社交辞令様な会話が英語にはなく、「Dear〇〇」や「Hallo」などと、いきなり本題に入ります。

もし「お世話になっております」を敢えて英語の表現として言いたければ「I really appreciate it.」で良いかと思います。これで「感謝しております」となり「Thank you very much.」よりも硬くて丁寧な表現になります。

ここで重要なのは「結局、自分が何を言いたいの?」、「お世話になっている」何ですか?という事です。ここが理解できると英語は一気に上達します。


要は、日本語をそのまま訳すという事ではないのです。
言語とは文化から来ていて、文化があるからその言葉が生まれているのです。文化が無ければ習慣がないので、言葉は生まれないのです。

例えば「兄」を英語で敢えて言うなら「older brother」ですが、あまりその様な言い方はしません。
何故なら年齢で分けていないからです。そこは日本とは対極的です。
日本は儒教的な考え方です。所謂「先輩・後輩」的な考え方です。これで分かり易いのは「年齢と序列」です。その年齢を見て、言葉を変えたりするというのが日本語の特徴でもあります。
英語圏にはその様な考え方がありません。
年齢で分けたりしないので、ある意味、楽ではあります。逆に日本語はある意味、面倒臭いとも言えます。

私は比較的、同学年の人などにはすぐにタメ口で話してしまいます。
私自身も、話す相手の方に対して、ため口で話して良いというのですが、なかなか(敬語で話すことが)抜けません。
これが文化であり、風習なのです。

今回の「お世話になっております」とは、結局のところ、何なの?という事なのですが
「you are so kind」でも間違いではないのですが、結局何なのかが分かれば、ご自身の考えが明確になりますので、良いのではないかと思います。

本日もありがとうございました。


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