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漫画に必要なものは何か

私は現在改めて漫画を描くことの難しさを感じております。

漫画に必要なものは?
・キャラクターの豊かな表情
・場面がどこなのか分かる背景
・見やすいコマ割りや吹き出しの位置
色々気を使って描いていると疲れてくる。だが、漫画を描くのが好きだったり、楽しいからそもそも描くのでは。
自分が漫画を描いていても「なんだか描いていても感情が入っていけない」という現象に悩まされるのはなぜだろうか?

出口を見つけるべく記事を書いています。
センスのある人は、キャラクターに命を吹き込めるタイプの人だと私は思います。しかしこれが難しい。キャラクターの目的を伝えようとしても読者に伝わらなければ意味がない。
手塚治虫先生はまずは自分の望みを描いて見ようと本で言っていた。
よーし、じゃあ主人公は悪の組織に妹を殺され、その組織に復讐する話を描こう。この望みは復讐だ、復讐を描くぞ!
けど復讐ってどうやって表現したらいいんだろう?悪の組織はどんな悪事を働いているの?その組織を見つけ出すにはどうすれば?
など考えると「はあーっ」というような状態になる。

人間の人生は欲望と選択の連続だと聞いたことがある。
欲望の為に動き選択をする。
しかしその欲望を追求していく故に犯罪を犯してしまった芸能人を最近やたらとテレビで見かける。そんなことはどうでもいいが。
欲がないないと人は消費しないし経済が発展していかない。欲を大切にしないといけない。だからと言って人を傷つけて良いとは思わない。人と心を通わせるや誰かと一緒に何かを成し遂げることが人の心に充実感をもたらすとしたら真逆なことをしていると思う。
お金や性欲以外の欲は、重要なことである。
ボクシング世界チャンピョンのマイク・タイソンはコーチのカスが亡くなってすぐにチャンピョンになった。タイソンは「カスは亡くなったチャンピョンたちに私のことを天国で自慢しているだろう」と言った。
心の充実とは個人の中にあり、比べるものでもないというのが結論かもしれない。

これを漫画のキャラクターに表現させようとしたら良いのでは。主人公の目的は自身の信念に基づいている。

週刊少年ジャンプに出てくるキャラクターは確かに信念が明確である。ルフィーや銀さんや桜木なんか素晴らしい。
ちなみにジャンプは引きで勝負する漫画雑誌である。引きとは左ページの左下にあるコマのことをいう。次のページが気になって仕方がない。そう思わせることが重要だそうだ。編集者の人は漫画についてすごく分析をしていて漫画家さんにアドバイスをしているが、それでも読者アンケートが振るわず打ち切りになることはよくある。

自分が導き出した答えが必ずしも成功するとは限らないが挑戦することに意味があると思う。漫画の主人公がしたように。

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