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近況日記

・夫がよく「キッチンカー出店しようか」とか「一緒にお店開くとしたら何がいいだろうね」という話をする。
そのたび、おめぇ商売なめんなよ!と言うのだが、夫にとってそれは私が「ディズニーランド行きたい」とか「ハリーポッタースタジオツアー行きたい」と言うのと同じような感覚だということが分かった。ふたりで一緒に作業して稼ぐこと。それを考えるのが夫にとっては楽しいらしい。
夫とは職場で知り合い、一緒に仕事して、結婚して私は退職した。夫は私の仕事を見ていたし、ありがたいことに少しは信用があるんだと思う。確かに私もあの頃ちょっと楽しかった。「きみなら何でもできると思うし」と言われて心が痛む。私は何にもできないし、また工場の仕事がしたいと思っても、あの頃の人間関係を思うと足がすくむ。未だにあの頃の夢を見る。私にだけ連絡が回ってこなかったり。私のことが大嫌いだという同僚が私を蔑むための集会をしていたり。それをわざわざ私に密告する人がいる。辞めるにも私にだけ送別の手配がない。夢を見ると動悸で目覚める。もう辞めて6年経つし、その間に私は2人の子どもを出産して日々慌ただしく過ごしてきた。それなのになぜ、あの頃のことを鮮明に思い出すんだろう。
主犯だった人物には出先で何度か遭遇している。もう何も気付かないように、周りを見ないようにして生きてる。知らないほうが幸せなことってたくさんある。昔から自分は好かれるか嫌われるか両極端だった。なにか特性があるのかもしれない。若いころは何とも思わなかったけれど、出産して、万一子どもに影響したらと思うと怖い。そういうこともあって夫は外に出なくてもいいと言ってくれているのかもしれない。
最近夫から「YouTubeで動画作るのとか向いてると思うんだけど」という話をされた。いやいやいや…と思いつつ、結婚式で流すムービーは自分で3作品作ったことを思い出した。結構好評だったし「プロに任せたムービーは綺麗だね」と、式場に任せたと思われたこともあった。あの時に少しだけ身に着けた知識がある(が、ほぼ抜け落ちている)。さすがにいきなりYouTube用の動画を作るのはハードル高いから、LINEでアニメーションスタンプ作ってみて、徐々に勉強しようかな…という感じで、さらにLINEスタンプの練習にTwich用のスタンプを練習している。規定がLINEよりもちょっとだけやさしい気がするから…。
何にしても夫の前向きさが凄いなと思う。一緒なら何でもできると信じているし、私を一人で外の世界に出さなくてもいい方法を模索している。味方がいることの心強さを感じる。車内で生米ばらまかれてもね…………。

・従兄弟のAくんが就職した。
Aくんは母方の叔父の息子で、ちゃんとした診断名はわからないが特別支援学校に通っていた。公立の小学校で教師に殴られたりして特別支援学校に転入した。
幼いころから知ってる彼は、じっとしていられなかったり、好みが極端だったり、漢字が読めなかったりする。もう新卒の歳だが内面は小学生の頃のままのようで、ミニカーとか乗り物が好きで、でも優しさがある。私の子どもの面倒を見てくれる。プラレールで遊んでくれる。
本当に小さかったころ、それは彼が2歳とか3歳くらいだったと思うが、一緒にお菓子を食べていたら、はいどうぞ、とお菓子を渡してくれた。ありがとう、と言うと喜んで、私の口にどんどんお菓子を詰める。たべて!たべて!と次々に詰め込まれ、指でぐいぐい押されて困ったことがあった。優しい子だということは分かっていた。だからこそ教師に殴られた話が忘れられない。ずっと心のどこかで彼の人生が心配だった。なので就職が決まって本当に良かった。
学校を卒業するかどうか、というタイミングで、Aくんは叔父にスマホを買ってもらった。買ってすぐに祖母の家で集まることがあり、ピカピカのスマホを見せてもらった。私が「Aくん、ラインと電話番号交換しようよ!」と誘って連絡先を交換したら、まだ叔父たち(Aくんの家族)の連絡先を入れてなかったらしく、私が初めてのアドレス帳入力だった。それで強制的だったのか、緊急連絡先①に私が設定された。「緊急連絡先①、もっさりだって。ぷぷぷ~」と叔父が笑っていて、私は「ちゃんと設定してよ!!父親だろうが!!!」と叔父に言った。
Aくんの就職が決まったタイミングで「就職おめでとう!今度どんな仕事してるのか教えてね。無理しない程度に頑張ってね」というメッセージをひらがなで送った。けれどラインの名前は漢字で登録していて、Aくんは叔父に「この人だれ?」と聞いたらしい。話を聞いている様子だと、漢字が読めないというか分別も難しいのかもしれない。それで叔父が私のラインを見て説明した、という話を後日、母親から聞いた。
「叔父が言ってたよ。もっさりは、言うことはキツいけど根は優しいって。なんかキツいこと言った?」。いや~~~むしろ心当たりしかないよ。いつも言ってる。だってツッコミが不在なんだよ。叔父なんてボケの神だよ。祖父の葬儀のとき、喪主なのに喪主挨拶のカンペなくして、マイクの前でポッケの中探しながら領収書の整理はじめた人だからな。ツッコまなかったらどうなっちゃうのって感じだし。私の弟は私のツッコミ待ちなところあるし。夫に「きみのツッコミの腕はああやって鍛えられてきたんだね。弟くんはきみのツッコミを信頼しているね」と言われる。コンビ組もうかな。私ボケるほうが好きなんだけど。それはともかくAくんが就職してよかったなと思う。色々苦労してきたと思う。幸せでいてほしい。

・実家のプリンターが新調された。
ある朝7時頃、家族ラインが入った。新しいプリンターの写真とともに「お父さんお母さんの携帯から印刷できません。機種が対応してないみたいなので今日返品します。ほしい人いたら譲ります」という内容だった。今日返品!?ちょっとまて。多分設定の問題だと思い、Wi-Fiどうなってる?携帯の機種は何だったっけ?など質問する。「いろいろやったよ。8時間くらいやった。でもできなかった」という返答。8時間にらめっこして疲弊して返品行く連絡を当日の朝早くにくれるなら、もっと早く私に連絡してくれよ~、と思いつつ、子どもを園に送って実家に向かう。
結局Wi-Fiの設定で躓いていた。無事プリントできたとき、母が「ふぇ!?」という声をあげて、ちょっと可愛かった。父親も喜んでいて良かったし、無罪なのに返品されそうになったプリンターを救えたのもよかった。
操作を忘れても大丈夫なように操作メモを残しておいた。それで両親はうちの子どもたちや弟の子どもたちの写真をプリントできて、祖母の家に持って行ったらしい。「おめげは最高だなや!って言われたよ」と言われ、おめげって何!?訛りにも口悪いな!?と爆笑した。おめげ=お前の家。私も使いたいな。おめげ行ぐが?みたいにして。

・推しの配信が楽しい。
推しというのは(以前も書いたような気がするが)とある難病を抱えているゲーム配信者の方である。いつ頃だったか忘れてしまったが、去年、ニュースで彼の存在を知り、衝撃を受けた。涙が止まらなくなり、その夜は眠れなかった。SNSを検索してフォローし、配信も聞き始めると、難病を悲観するより、彼自身のキャラクターや集まっている視聴者たちの空気感に惹かれるようになった。コメントでやり取りするようになって、皆で挨拶したり、冗談を言い合ったりするようになった。
一時、詳しい経緯はわからないが、いきなり視聴者がどかーんと増えていた。「増えていた」というのは、その時私は子どもたちの溶連菌と格闘中で、1か月くらい配信に参加していなかった為、状況を知らなかったのだ。
いちばん仲が良い視聴者仲間から連絡をもらって状況を知った。「今戻ってきてくれたら心強い」というニュアンスで、視聴者たちが精神的に参っているような内容だった。それで配信に参加してみてびっくりした。視聴者数、コメント、投げ銭、荒らし。本当に大変なことになっていた。いわゆる「古参」のメンバーは、管理者として悪質な書き込みを追放する作業に追われていた。推しである配信者も対応しきれていない。こ、これは何だ…?でもまあ、おめでたいね、投げ銭の額も凄いことになってるし…、と思った矢先、今度はSNSで大炎上していた。
炎上した時は、お葬式のような空気になっていた。管理者用のSNSグループでも空気がちょっとだけ淀んだ。どうしたらいいのかな、と思ったが、こういう時ってただ時間が過ぎるのを待ったほうがいいんだよね。1か月もすると、荒らしや野次馬の悪質なコメントもほとんど見なくなり、純粋に応援したい視聴者だけが残って、元の空気感が戻ってきている。我々も安心だし、推しの視聴者本人もリラックスしているのが良かった。めちゃくちゃ有名な配信者って大変だな、とその時思った。私ぜったいYouTubeチャンネルとか開設したくないな……と思ったんだけどね(そして冒頭へ…)
この推しの配信者については、心のどこかで従兄弟のAくんと重ねているところがあって、配信者本人はもちろんご両親にも幸せでいてほしいなという気持ちです。

・音楽プレイリストを編集した。

好みが出る

なかなかよくできました。音楽っていいね!しばらくこれで行くと思います。久しぶりに聴いた曲もたくさんある。ミイラズいいよね~ミイラズ。ちょっと時代が早すぎたような気もしている。そう考えるとセンスが凄いな。ミイラズ、アジカン、ミスチルあたりは喋りだすと止まらない気がする。今回はやめておきます。
ミイラズ格好いいので、よかったら聞いてみてね。

ミイラズは昔付き合ってた男の子が好きで聴き始めた。
「この惑星のすべて」がカラオケで歌えるのがちょっとした自信だったけど、ミイラズ好きな人がまわりに見つからないので、もう歌うこともないだろうな〜。というかもう歳なので、肺活量が追いつかなくて歌えないかも。

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