GoToするか、迷う

観光庁が昨日掲載したデータを見て、GoToキャンペーンを政府が推し進めた意味が理解できた。この数字を見るまではニュースやSNSの情報から、今じゃなくていい、コロナを拡散させるきか！利権か！とか思っていた。
今でも感染拡大や委託費用問題、電通を敵に回すメディアの動きに懸念はあるが、実態はかなり切迫していたようだ。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000472.html

資料では、主要旅行会社の国内旅行の取扱額が前年同月比で3.4%となっている。
利益が3.4%減ではなく、売り上げが20分の1以下になっている。集計には入っていないHISも取扱額は前年同月比2%だ。（https://www.his.co.jp/ir/monthly-report/）

日本旅行業協会の「数字が語る旅行業2019」によれば、観光業は2016年度の就業者は243万人、国内生産額25.1兆円という巨大産業であるそうだ。対してGoToキャンペーンは確かに焼け石に水ではある。しかし延期となっているオリンピックがどうなるか決まるまでは、観光業の延命措置という手段を使うのだろう。

首都圏に住んでいる私は4連休やお盆の帰省や旅行は絶対に控えようと考えていた。今も行かない方がいいと思っている。とりあえず始まって1ヶ月くらいは様子を見よう。お盆が近づいた時、コロナが落ち着くか、地方に感染拡大がほとんどないなら、旅行会社にコロナ対策がきちんと取れる旅行プランの提案をしてもらうのもいいかなと思っている。