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生きる働く#04 第2子妊娠出産の話

※お友達がいないのでここからはインタビュー形式ではなく、ひとりで振り返りながら時系列で淡々と書いていきます

グレープフルーツジュース最強説

第2子妊娠時もつわりが酷く、第1子のつわりの時期は時短勤務で頑張って働いてしまいましたが、娘の育児×妊婦×つわり×仕事は完全に無理だったので2ヶ月ほど休職しました。

まぁ嘔吐も100回を超えると上手くなるもので、(吐く時に)喉ごしの良いもの(胃酸の酸味とマッチするもの)を飲みながら、ずっと寝たきりで「早く時が去ってくれ」と思いながら過ごしていました。
嘔吐の話が長くて恐縮ですが、素麺やチーズ、チキンナゲットは吐きにくいし、胃酸との相性が(味として)最悪なのでトラウマです。やっぱり、グレープフルーツジュースってのは最強なんですよ。毎日飲んでたら酸で歯の色素沈着も取れたのでおすすめです。

予言者現る

私は妊娠後期だけ元気なタイプの妊婦で、出産2週間前にSkypeで学会発表してまさかの賞をもらったり(別に行かなくてもいいんだ)、出産3日前に会社の新人歓迎会に行き(逆にこれは行く必要ない)、出産前日も娘の保育園のお迎えをしていました。その時はさすがに辛くてタクシーを使いましたが、運転手さんに「なんだか今にも産まれそうだけど大丈夫?陣痛始まったらここ電話して!」とタクシー会社のティッシュをくれました。そして、4時間後くらいに本当に陣痛が来ました。

2年前に出産履修済みのため、陣痛が始まっているのに「いやいや、まだまだこんなもんじゃない!寺のデカい鐘で腰を強打されている(されたことないけど)感覚のはず!」と自宅で粘り過ぎて、タクシーで病院についた頃には「あーこれもう産まれますね」と言われました。

尚、陣痛が始まってからタクシーで移動し、事前に登録していた陣痛タクシーを使ったにも関わらず「2610円です」と陣痛と陣痛の合間にまさかの現金払いをさせられ、病院の救急受付で車椅子の上で陣痛に耐えながら30分近く放置、分娩台に上がって「もう産まれるって!」と夫に連絡するも返事なしなどの一部始終はTwitterで実況しました。みなさまから「臨場感がすごい」と感想をいただきました。

退院後も「はいはい、どうせ乳腺炎になるんでしょ」という感じで、第1子の時にお世話になった助産院へ直行。行政の産後ケアも即申請。今回も夫が4ヶ月の育児休職を取得したので、新生児の世話は大変ですが比較的楽しく過ごしていました。

これはまだ序章に過ぎなかった

そして出産から3週間経った頃、息子を抱き上げたらめちゃくちゃ熱い。体温を測ると40℃近い。既に22:00を過ぎており、小児救急電話に相談し「救急へ行ったほうがよい」ということで、娘を夫に託し、息子を車に乗せて一番近くの夜間急病センターへ。そこでは診察のみのため「新生児の高熱は基本的に入院なので総合病院へ行ってください。ただ近くのところはもういっぱいで受け入れができないので、〇〇(遠い)か××(更に遠い)のどっちかです」と言われ、少し絶望しながら深夜2:00に車で向かいました。産後3週間の身体で高熱の新生児を抱えて明け方まで右往左往、これは結構キツかったです。(でも救急の先生も深夜に受け入れてくれた病院の看護師さんは少々キレ気味だったけどみなさん優しく丁寧で、乳児の医療費がかからないのは本当にありがたい社会です)幸い検査の結果、特に問題もなく1週間入院し元気に退院しました。この時、小児病棟で感じた色々はあるけれど長くなるので割愛します。

という感じで、色々あったにせよ夫が育休取得してた4ヶ月は良かったんですよ。ここから先、今だに続いている困難が待ち受けているのです。

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