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ともだちってなんだろう

せみこ、交換日記に誘ってくれてありがとう。お返事を書きます。

この感じ、なんだか懐かしい。むかしアメブロで似たようなことしてたのを思い出します。あれはもう、8年前のことらしい。

せみこはわたしの数少ない大切なともだち。
好きなことはとことん突き詰めて、ひとりでどこまででも行けるけど、行った先で必ず何かしらの出逢いをつくって帰ってくるような子。感情表現が豊かで、気持ちを言葉にするのが上手。人見知りしないし、誰にでも等しく接することができるから、懐にすーっと入っていける。(現に入られた、やられた、、。)
いつも何かに夢中になってて、全力で走り回ってる。ときどき、休まなくて心配になる。

改めて、ともだちってなんだろう。
urban dictionary の定義が良かったから載せとくね。

A friend is someone you love and who loves you, someone you respect and who respects you, someone whom you trust and who trusts you. A friend is honest and makes you want to be honest, too. A friend is loyal.

(友達とは、愛し愛され、尊敬しあい、信頼しあい、正直であり、正直でいたいと思わせてくれる人。友達は誠実だ。)

わたしは昔からグループの中心にいることはなくて、それどころかどこにも所属できないタイプだった。それはどこにも属したくない、なんて孤高な意思からでは全くなくて、気づいたら周りに誰もいなかったの!一人で平気なタイプだったらよかったんだけど、それは寂しすぎて無理。人の目も気にしまくるから浮かないように、少なくともどこかに所属してるように見えるように、端っこでくすくす笑うだけで色んなグループを渡り歩くような子だった。

辞書どおりの友達が、ずっと欲しくて仕方なかった。春は嫌い。新しい関係をつくるのに苦労するから。せみことは本当に正反対!笑
たとえわたしが一方的に友達って思っても、向こうは同じように思ってないかもしれない、っていつも思ってたし、これは大人になった今でも思う。
あれ、こうやって書き出してみるとめちゃくちゃ重いな、、、

信じたくないけど、本当に大切な、大好きな友達が先月亡くなった。
突然のことだった。せみこが弔辞を読んだ。
その子とせみこは大親友で、わたしもその子が本当に大事、親友って思ってるけど一方的かも、ふたりの関係にはとてもかなわない。

お葬式には沢山のひとが来てて、献花の行列は途切れなくて、あの子は本当にたくさんの愛を与えてきたんだなって思った。
いろんな人から思い出話を聞いて、知らないことがたくさんあった。それを悔やんでも仕方がないけど、やっぱり悔しかった。
もっと知りたかったし、知れたはずだった。
もちろんわたししか知らないことだってあるし、みんなにはしない話もした。
おい、あんなに欲しかった友達、ちゃんといるじゃんか。
でも、「つくろう」って思わなかったんだよね。あの子はいつの間にか近くにいて、孤独な運命を救ってくれた。これはあの子の言葉だけど、貸してもらう。というかむしろこっちの台詞だ、と思っている。

あれからあっという間にひと月が経って、最近は友達のこと、家族のこと、もっと大事にしたいと思う。大好きなひとのことを考えて、自分自身も強くならなきゃと思う。

せみこ、お返事遅くなっちゃってごめんよ。
言葉にするのは難しいね。

追伸
いいなあ、なんのお花を買ったの?
わたしはチューリップが好きです。
あ、でもハゴロモジャスミンのお花畑をみたときは、ここは天国なのかなと思いました。
都内にあるかなあ、せみこにもぜひ見せたいな。

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