オタク友達の布教に全力で応えるため、予備知識ゼロで≠MEの沼に片足突っ込んでみた。〜楽曲レビュー編〜
はじめに
2月某日、高校時代から付き合いのある友人からおよそ半年ぶりに連絡がきた。夜の9時半頃だったか、「やあ、起きてる?ちょい話そうぜ」というメッセージから始まった通話はおよそ2時間半に及んだ。
普通であれば学生時代の友人から久しぶりの連絡…となれば良くて結婚報告、悪くてマルチ商法とかネズミ講の勧誘を疑うところだろう。が、そこは高校時代学校にノートパソコンを持ち込み、教室の隅でダ・カーポ(エ○ゲ)をプレイしていた筋金入りのオタク友達。通話の8割が「最近≠MEというアイドルにハマっている。これだけでいいから聴いてくれ(10曲ほどリストを送ってくる)」という熱心な布教活動を受けただけだった。
ちなみに僕自身はアイドルソングにはそこまで詳しくないし強く興味を引かれた訳ではない。強いて言えば6人組時代のでんぱ組inc.の曲が好きだったり、日向坂で会いましょうにハマっていた事はあるけど…。
まあだけど…友達は大事にしなきゃな。
というわけで、Apple Musicで配信されている曲を全曲聴いてレビューする事にした。
そういえば友人は誕生日が近い。このnote記事を誕生日祝いとしよう。物とかより、オタクという生き物は「自ジャンルを評する新規」が1番の好物だからな。
レギュレーション
・事前情報は仕入れない
・1曲につき、最低一言はレビューを残す
・Apple Musicの「トップソング」から順番に聴いていく。ライブ音源は今回対象外とした。ちょいちょいシャッフルで聴いたため順番変わってきてるけどね。
・1曲ごとにリンクを貼って、曲がどれくらい刺さったか、「刺さり度」という指標をつけていく。個人的な好みで楽曲の優劣を示すわけではないです。
筆者の趣味嗜好遍歴
・高校時代、らきすたやけいおんをきっかけにアニメオタクとなり、きららアニメのような美少女アニメが好き。
・アイドルはあまり聴く方ではないが、アイドルマスターというコンテンツが好きでライブもよく参加する。
・アイドルでいうとWWDくらいのでんぱ組inc.が好きだったが、最上もがさんが卒業して以来疎遠になってしまった。
・日向坂で会いましょうという番組がきっかけで日向坂46に興味を持ったが、楽曲はそこまで刺さらなかった。
・松田好花ちゃんが好きです。
現段階の≠ME知識
・友人から熱心にはプレゼンされたので、
まほろばアスタリスクという曲だけは通話中に聴いた。普通によかった。
・てゆーかみるてんって何?って曲だけは前Twitterに流れてきて聞いたことがある。
・指原莉乃プロデュースらしい。友人は「剛腕すぎ!」と絶賛してました。
・3つ姉妹グループがあって、2番目にデビューして今4年目?らしい。
・メンバーは全部で12か13人くらい。
以上。メンバーの顔や年齢等は全く知らない。
レビューしていく。
刺さり度:☆☆☆☆☆
まず最初に聴いたのがコレ。正直好き。2008年くらいに放送された深夜アニメのエンディングっぽい。最近の恋愛曲はなんか悩んだり辛かったりしてるのが多いけど、この曲は純粋に恋愛にワクワクドキドキしてる感じが全面に押し出されてて、青春感が色濃く出ててそこがまた良い。学生時代を思い出すナ…^ ^
聴いてて思ったのが、割と声に特徴がある人が多いのか歌声の判別がしやすいのが個人的に嬉しい。可愛い声の人もいるしカッコいい声の人もいるし田村ゆかりっぽい人もいる。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2曲目にして出会ってしまった。この曲めちゃくちゃ好きだ!アニメオタクの習性で、楽曲を聴くと頭の中で架空のアニメ映像と組み合わせて架空のアニメのOPを作ったりするのだが、もうこの曲の妄想しやすい事!
もうこんなん同名の恋愛シミュレーションゲームが原作のアニメのオープニングテーマじゃん…イントロで羽根が水面に落ちて波紋が広がるやつじゃん…サビ前に風が吹いてヒロインの帽子が飛ばされるやつじゃん…
俄然この後のレビューにやる気が出てきた。
刺さり度:☆☆☆☆
クール系楽曲。個人的にはsupercell味を感じた。Aメロ、Bメロはほぼソロパート?初めて聴いた時からちゃんと違う人が歌ってる人が分かるのが地味にすごい。どうやらゆかりん(仮称)ともう1人カッコいい担当がいるっぽいと言うことだけわかった。
刺さり度:☆☆☆
見てないけど、熱闘甲子園の主題歌だった事ある?歌詞が優しくて辛い時に聴いたら泣いてしまうかもしれん。とにかくめちゃくちゃ褒めてくれるしめちゃめちゃ肯定してくれるし甘やかしてもくれる。陵南の福ちゃんが鬼リピしてそう。
刺さり度:☆☆☆☆
ウィンターソングなのかな?いままで聴いてきて曲の中で1番THE!アイドルソング!って感じだと思ったらラスサビ前にセリフパートあってめちゃくちゃ笑ってしまった。2000年代のアニメオタクはラスサビ前のセリフに弱い。
ちなみに僕に≠MEを勧めてきた友達は、魔法先生ネギま!でお馴染みの名曲アニメソング、「1000%SPARKING!」を口ずさむ時まず「待って、ねぇ待って!父さんでしょ!?」というセリフから入る。もっとSparking Now!から歌え。余談でした。
刺さり度:☆☆☆☆☆
「マドンナ、お前だったのか。いつも部活の時楽器を弾いてたのは。」ワイは目をグッと閉じたまま、うなづきました。
この歌詞で物語を紡いでくる感じ、HoneyWorksっぽさありますね…HoneyWorksあんま聴いたことないけど。
個人的に高校野球が好きなので尚更刺さります。ラスサビのハモリがめちゃ綺麗なのも個人的なポイント。
ここまで聴いてきて、どうやら中心的な人物が見えてきたというか…ゆかりん(仮称)じゃない方のカッコいい歌声をしてる人が、割と良いパートを歌ってる気がしますね。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆
キュート全振りでとても好きなんだけど、所々ひらがな擬音に紛れて酒カス要素というか…夏の夜の人気のない公園でストゼロぶち込みながら「彼氏欲しい〜」って言ってる絵が浮かんでくるというか…あっそれはそれで好物です。
どうやら歌声が少なく、ユニット曲っぽい。アイマス好きなのでユニット曲があるのは嬉しいですね、誰が誰だか認識し始めたらもっと楽しめそう。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆☆☆
好きです!最初は勝気な女の子の歌かと思ったけど歌詞が進むたびに好きな人に振り向いて欲しくて髪型とか仕草を工夫して試行錯誤して頑張る女の子の歌になっていって気づいたら気持ち悪い笑顔になってた(ここまで早口
私以外興味ないんでしょ?とか君の目はすでにハート、とかその辺の歌詞を女の子が自分に必死に言い聞かせてるものと解釈するとグッとくる。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆
夏曲だあ!ライブ行ったことも見たこともないけど、トロッコ曲っぽい。もしくはサビでタオルぶん回すやつ。
アイマスのサマカニとか太陽キッス好きな人は絶対好きだと思う。なぜなら俺が好きだから。
スイカ割りストーリーに載せちゃおう!みたいな歌詞があって、それが今どきのティーンエイジャーっぽいな〜って感じ。時代変わってるなあ。
刺さり度:☆☆☆☆☆
アイマスのオタクなので、こういうアイドルがアイドルについて歌う曲は好き。
初の武道館とか初のドーム公演で歌うと歌詞の「約束さ 大きいステージに連れていく」がエモ味を増していくので初期から追いかけてる人たちはたまんなくなるやつだと思う。
刺さり度: ☆☆☆☆☆☆
ちょっと初期のシンデレラガールズ味を感じる。ここまで聴いてきての印象だけど、深夜アニメのエンディングっぽい曲が多い気がする。
歌が上手い子、歌声が可愛い子、それぞれ特徴がなんとなく掴めてきた。特にゆかり(仮称)はすぐ分かる。
刺さり度:☆☆☆☆
曲調は正直そんな驚くような事ないというか、アイドルっぽいな〜って感じなんだけど、とにかく歌詞が現代…!めちゃくちゃSNS用語出てくる。
「DM欲張らないから いいねだけでもして欲しいのに(怒)」って歌詞があって、リアル高校生にもこういう場面あるんだろうなと勝手に解像度が上がってしまった。デジタル付き合い大変そうだ…
ただ、若い世代が好きな人に好意的に自分のSNSを見てほしくて色々工夫する気持ちと、自分達の世代の好きな人にメール送る時に文面を色々工夫してしまうのは、根本的には同じなのかなって気づきがありました。
刺さり度:☆☆☆
急にかっこいい曲が出てきた!可愛い曲もあればアイドルっぽい曲もあれば、こっちの引き出しもあるのか。なんか既視感あるなあと思ってたら、うたプリのQUALTETTO NIGHT味があるんだな。
刺さり度:☆☆☆
2曲続けてカッコい曲。普段あんまり聞かないジャンルだけど、普通にカッコいい。K-popっぽい。ゴリゴリにダンスしてそう。
刺さり度:☆☆
坂道っぽい。この場合親戚になるのか…?歌声的にもタイトル的にもデビュー曲なのかな?違ってたら恥ずかしいけど。
刺さり度:☆☆☆☆☆
この曲を聴いて、僕の中で≠MEが「ちょっと前の深夜ラノべ原作アニメのエンディングっぽい曲が多いグループ」になりました。これはたしかに同年代でも好きになれる人多いと思う。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆
分かる人には分かるとおもうんだけど、サビがラブライブのエンディング感ある。
ラスサビの歌詞がエモくて好き。恋愛の曲かと思ったらこれアイドルとファンの繋がりを歌った曲なんですね。
そしてこれがアイドルとファンの曲だと分かると、同時に歌詞中の虹がサイリウムの光の事だと分かって強い。
ライブ終盤で客含めて合唱してそう。
刺さり度:☆☆☆☆
タイトルといい歌詞といい、考察が捗りそうな曲だなという印象。特に深く考えずに聴いても曲はかっこいいんだけど。
社会人やってると「現状は辛いけど現状から一歩踏み出すのも躊躇する」という状況にはめちゃくちゃ覚えがあって、そういう気持ちに寄り添ってくれる曲なのかな?と思った。
違ってたら申し訳ないけど。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆☆
あ〜!久しぶりに頭カラッポで聴ける曲きたあ!嬉しい。セリフパートあり、演歌パートあり。こういう遊び心のある曲好きです!でんぱ組.incを思い出すな。
スクフェス現役でやってる頃にこれ流してガチャガチャ回してウルトラレアだぁ!って言いながらガチャ回したかった…
刺さり度:☆☆☆☆
爽やかでスポーツアニメのエンディングみたいなイメージ。たぶんライブで現地に行って聴くと途端にブッ刺さってくるタイプの曲だと思う。
刺さり度:☆☆☆☆
コーヒー一杯の…じゃなくて僕たちのイマージュ。これも勘だけど、ライブで最後にやるアンコール前の最後の曲…の一曲前にやってそう。夢いっぱいで未来への希望に溢れてる感じが眩しい。
刺さり度:☆☆☆☆☆
マクロスFすぎる。特にAメロ。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆☆☆
世代的に「気分は前田あっちゃん」って歌詞が時の流れとか色々感じられてエモい。
あと「IQはゼロ以下で」って歌詞が結構好きで、やっぱりエモーショナルな曲もいいけど、こういう何も考えずに楽しくアガれる、気取ってない曲があるってほんと大事だと思う。
あと散々みるてんって結局なんだ…?って歌ってたのに、ラスサビ前の歌詞が「教えてあげない ニャ!」で爆笑してしまった。
じゃあいままでの時間一体なんだったんだよ。
こういうとこも含めてすごい好きですこの曲。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆
友達「めちゃアリプロだから聞いて」
ぼく「ほーん(推しを盛るのはオタクの悪い癖やなぁ…)」
マジでアリプロでした。
ちなみに後日、居間のテレビでMVを見てたら妻が「この子たち急に病んじゃってどうしたの?」って心配してました。
刺さり度:☆☆☆☆
シンフォギア詳しくない人にシンフォギアの曲って言ってもギリバレなさそう。かっこいい。イントロが流れた瞬間、エアーマンが倒せないやつかと思った。
刺さり度:☆☆☆
ほんとカッコいい曲なんだけど、1番印象にら残ったのはだんご三兄弟みたいなAメロでした…すいませんでした。
シンデレラガールズのエチュードは1曲だけみたいな感じですね。にしても曲調も相まってか、ほんとに歌の上手さが目立つ。
刺さり度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あ〜好きです!これもう曲調もタイトルも含めてきららアニメです。
『まんがタイムきららM○Xで連載中の「ハッピー探検隊」、テレビアニメ化決定!メインキャラクターの声優たちによる主題歌、「こちらハッピー探検隊」各種音楽サイトにて放送日から配信!』
でしかないです。クローバーワークス。作れ。
刺さり度:☆☆☆
長かった全曲視聴もこれが最後。バラード曲でソロ曲。歌うまいな。偏見だけどたぶん歌ってる人のイメージカラーは青。≠MEソロ曲もあるのか…。日向坂の曲聞いてる時も思ってたんだけど、1人につき1曲ソロ曲あってほしいよね。
感想
たぶんこれで全曲聴けたとおもいます。足りてなかったらごめんなさい。とりあえず大まかな感想としては、
・歌ってる曲のジャンルが幅広いし、アニソンっぽい曲が多くて入りやすかった。
・メンバーの人それぞれのソロパートが、しっかりある曲が多く、歌声も区別がつきやすい。
ってとこですかね。
アニメオタクって、アニソンとかに慣れちゃうとどのパートを誰が歌ってるかって結構気になる物なんですよね。声優さんは特に声特徴的ですし。アイドル曲って人数が多いと聞き分けが難しいんですけど、≠MEさんはその辺も歌唱力や歌声の特徴で聞き分けがしやすい方だと思いました。メンバーの事を深く知ってくとさらに好きになれそうだな…って感じはしましたね。
あんまり触れてこなかったジャンルですけど、俄然興味が湧いてきました!
おわりに
いや〜でも流石に文字を打ち込みすぎて疲れました。気づけば5000文字越えか…もうしばらくはnote更新はいいかな…
それではそのうち「オタク友達の布教に全力で応えるため、予備知識ゼロで≠MEの沼に片足突っ込んでみた。〜MVレビュー編〜」でお会いしましょう。
ねぇ!待って!?え、これって絶対!
だってだって沼堕ち love you!
おわり
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