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【詩.10】フリーウェイ

気ままな長旅

環状線で
肝冷やしつつ

ノリに乗ったのはいつの日か

渋滞も思い出の一部
瞬く間に過ぎ去った時間の一部

「眠くなるから音楽かけて」
「寝といていいよ」

君となら
暗闇だって平気

合法的に
かっ飛ばせ

紛れもなく旅人だった

自由だった

思い出と土産を引っ提げて
憂き世の国へと舞い戻る

君となら
きっと、乗り越えられる

もう一度
踏み出せる


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