訪問研究S 1週目

マスク

イタリアでは公共交通機関の利用時にはN95などのFFP2マスク着用が義務づけられています。特に研究所に向かうバスや高級列車では多くの人がしっかりとFFP2マスクをしている印象があります。それ以外の場所ではFFP2マスクの人は減って、さらに鈍行の古い車両や一部のバス車両は冷房がなく暑く息苦しいためマスクをする人自体が稀になります。またこの時期のイタリアは欧米中から観光客がやってくるのでルールを徹底させるのは難しそうです。

訪問先の研究所では室内ではマスク着用が義務づけられており、個人デスクではマスクをしなくても良いことになっています。必要なグレードのマスクが配布されているのは羨ましいです。COVID-19に感染すると研究所の当局が濃厚接触者の聞き取り調査を行い、対象者に連絡をするようにしているようです。濃厚接触者は検査に赴く必要があり、陰性者はしばらく個人デスクでもマスクを着用する必要があるようです。丁度訪問する前の週に感染者が出たらしく、連絡があった人が入れ替わり立ち替わり検査のために消えていきました。

地中海

ハイキングに誘われ、ちょっと丘でも歩くだけだろうと思ってふらふらと附いて行くと、途中から海水浴になりました。きっとこの時期にハイキングというのは最後は海で汗を流す前提だったのでしょうが、そんなこととは露も知らず、水着もタオルも用意していなかったので、渋々下着で海に入ることになりました。海は綺麗で、磯臭さもほとんどなくて楽しく泳げます。気温は30度弱あり水も適度に暖かく、ハイキングで疲れたことも忘れてずっと水につかっていられそうです。日差しのあるところは暑いのですが、乾燥しているため日陰は涼しく、海を眺めているうちに体を乾すことができました。日本で同じことをすると体がベタベタして大変なことになってしまうと思いますが、体表が塩でザラザラする程度でそのまま服を着て帰れるほどでした。今度夏に来る際には水着を用意しようと思います。

パリやロンドンでは気温が40度近くに達するなど欧州や英国は灼熱に襲われているようですが、地中海のお陰か北イタリアはそんなに暑くなく済んでいるようで、地中海の恵みに感謝してもしきれません。

ボンゴレ

前回、冬にイタリアに来た際には各所で見かける度にボンゴレを食べて身の小ささとうまみの少なさとに絶望していたのですが、今回は美味しいボンゴレに出会うことができました。ただ、アサリの季節は春と秋のようなので、旬という訳ではなさそうです。これまでと比べると多少値段も高めだったので、単純に良いアサリを使う店だったのかもしれません。

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