日記:5月3日

連休…最高だぜ…
明日から東京に旅行に行くので今から夜行バスに乗る。
3年ぶり3回目の夜行バス…生きて目的地に着けるか不安だ。

夜行バスはおそらくいくつかのバス会社が各々予約の取りまとめをしていて、それらは航空会社よりもずっと小さい希望なので飛行機や新幹線より乗り合い時の管理や乗車時のサービスがふわっとしているイメージだ。

当然ながらトイレとかは無いので途中で催したら死ぬ、という独特な緊張感がある。そして道中寝れなかった場合翌日しんどいのでなかなかリスクを伴う交通手段である。

今日はその対策として事前の用足しと睡眠薬の服用で備えることにした。上手く行くかな 結果は次回の日記でお伝えいたします。


先日、白石 和彌監督の凪待ちという映画を観た。
白石監督の「孤狼の血」がすごく好みだったため期待していたが結果としてとても良かった。

舞台が私の地元のそばである石巻市で、劇中の会話もほとんどが東北系の方言でされていた。
この現地の方言を多用する演出は、広島が舞台である孤狼の血と共通していて恐らく白石監督のスタイルなのだろう。
その映画では主演の役所広司の演技、特に迫真の広島弁の口上がかっこよくてすごく影響受けたほどだった。

凪待ちも同様にとてもよく再現された東北弁だったが……なんかイントネーションが違う。

なんか、違う。イントネーションが東北弁じゃないから東北弁っぽい架空の方言みたいになっている。
おそらく、主演(香取慎吾)含めて役者が東北出身以外の方が多いので皆映画の出演が決定してから方言を学習したのではないかと思う。方言難しいからね。仕方ないね。

でも、ということは、逆に言えば「孤狼の血」はどうなのだろうか。私が東北育ちで広島エアプだから違和感ないだけで広島の地元の方からしたら違和感があるものなのではないか。

わかんないねーそういうのって


今日は地元に住んでいる両親が大阪まで来たので案内がてら万博公園にまで連れて行った。
万博公園に行くのは二度目だが、やっぱり広い。とても広い。たぶん東京ドーム4つ分はあるんじゃないかな。

万博公園は万博開催当時のパビリオンがほとんど撤去されていて、今残されているのは太陽の塔の地上部分と広い土地、民族博物館くらいである。

公園内を歩いているとそこかしこに腰高くらいの看板があり「ここにアメリカ館がありました」「ここに大韓民国館がありました」と表記されているのだ。看板に添付されている当時の写真をみると、ここにこれだけ立派な建物があったんだな…と思わざるを得ない。

1970年、大阪万博閉会後、なぜこれだけ金の掛かっていたこれだけの建物をすべて壊してしまったのだろう。
維持費が掛かるから?バブルの真っ最中だった当時は貧乏臭く残したりしないで次々に破壊、次々に建設をしようという風潮があったのか?
特に太陽の塔の地下展示がもう見れないというのはすごく残念だ。

太陽の塔は今でも残存している数少ない当時のパビリオンで、このオブジェは過去、現在、そして未来を表現しているとされている。
実際にそう言われてみると背中には過去を意味しているのであろうレンガ造りの青黒い顔があって、正面腹部には現在を示すやや怒っているような顔、そして頂点部分にはメカニックな雰囲気の未来を示す顔が付いている。
内部の展示も過去から今、そして未来を辿る演出になっている。しかし、今は無い地下展示には過去を示す作品群があったのだという。
つまり、今見れるのはあくまで中途半端な段階の展示のみなのだ。これがとても惜しいと感じる。いつか見てみたい。


万博記念公園は、連休というのもあってすごい人数の人が来場していた。10万人くらいいたかな。おそらく10万人は来場していただろう。

万博が行われたのは今からもう52年前のことで、すごく昔だ。ここに残っているのは言ってしまえばその跡地だ。
跡地だのに、跡地だのに未だに休日になる度に10万人が来場している状況は実はとてもすごいことなのではないだらうか。たしかに、太陽の塔は素晴らしい芸術作品だし、近所には映画館や観覧車もあるEXPO CITY、民族博物館もあってレジャーには事欠かないが、冷静に考えてそれらが連日10万人を動員する強度を持っているか?立地も正直そんなに良くないし。

この集客を行なっているものとは、つまり「万博の持つ力」なのではないか?と思う。未来を示す最先端の技術を展示する万博という催しに生じた人々の好奇心を掻き立て、ついつい足を運ばせてしまう謎の力が52年間ずっとあの場所に燃え続けていて、いまでもこういった集客をしているのではないだろうか。

そう考えてみると、2025年の大阪万博も楽しみである。今後2077年まで毎週何十万人も来場し続ける経済的マンモスイベントなのだ。大阪に一体どんな変化がもたらされるだろう。

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