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日記:2023/8/8

やや元気だ。
週末は良い生活習慣で過ごせたのでその勢いで体調は良い。
昨日の飲み会のダメージがあるだけだ。

5月頃からこの方、仕事がかなりハードで仕方ないが、その中で先日書いた小説は、我ながらかなり良く書けたと思っている。
小説としての完成度は別にして、自分の内的な部分(好みも)を表現できたなと思う。

やはり、作品というのは作者の内面を大いに反映するもので、細かな修飾や表現技法だけではなく、選ぶテーマも書く人の好みによって様々であるはずだ。

今回は、架空の中世ヨーロッパが舞台で、皇帝と戦士が決闘する話だが、当初から作っていたプロットは至って簡素で、「決闘裁判の時代が終わる。先導者の皇帝が裁判に掛けられ、決闘が生業の男と戦う。皇帝はかろうじて勝利するが、結局処刑される」というものでしかなかった。
書きたい戦闘シーンのみ最初に書いて、あとは穴埋めする形で足していったので、ほとんどの設定や描写は書きながら考えたのだが、不思議とスラスラと出てきたし、どれもよく考えると私自身の原体験や嗜好に根差したものであった。

そして自分はなんせ父性的なものが好きなので、主人公の彼らもいつのまにか父性を伴ったおっさん達となってしまった。
少年愛のおっさんも好きだし、身勝手なおっさんも好きだからそういう感じになってしまったんだろう。


この小説を書くきっかけになったのは、「最後の決闘裁判」という映画で、これは実は別に見てないのだが、題名がかっこいい割にあらすじがなんか地味で悲しかった。

決闘の描写、特に剣闘試合の描写はシグルイ、ニンジャスレイヤーとインフィニティブレードというゲームの影響が大きい。

インフィニティブレードはもうサービス終了して遊べないゲームだが、素晴らしかった。
(恐らく)科学が発展している(でも文明は崩壊状態)の世界が舞台で、敵も主人公も全身を鎧で固めているのだが、あくまで剣闘で闘うのだ。科学が発展しているので恐らく銃器も当然存在しうるわけだが、あくまで剣で闘うという硬派さがまずかっこいい。

で、ゲームシステムは基本的に敵の砦に主人公が単身乗り込むみたいな感じなのだが、敵も味方も基本一対一で闘う。
説明の少ないゲームだが、これはイージスの型によるものだと唯一説明があり、絶妙な説得力をだしている。センスの高さが光る。

セインもこのゲームに登場する中ボスがモデルで、大体そのまま流用している。でもかっこいいんだコイツが。
バートは、本名バルトロメオだが、これはサッコ・ヴァンゼッティ事件という昔アメリカであったという裁判がらみの悲しい事件の当事者から名前を取っている。当該事件のバートは悲惨な目に遭っているが、こちらのバートはその分裁判で勝ちまくっているという設定だ。


もし次小説を書くなら、今度は親子対決になると思う。なぜなら王道だしそういうの好きだから。
ただ親子対決というテーマは範馬刃牙という作品があるのでそれを超えられる気はしない。


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