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絵を上手く見せるための簡単なポイント5つ

こんばんは。

実績もクソもありませんが一生懸命イラストを描いている者です。実績は無くとも幼少期から約20年間、特にこの2年を絵や芸術と向き合うことに費やしてきて沢山気付きを得たので初心者が初心者レベルから脱するための重要な要素をポイントにまとめたいと思います。


1. 物の形を正確に描く

これはマジで重要です。一番大事。「#絵描きさんとつながりたい」というタグを検索して全然いいねが伸びていないイラストすべてに共通するほどに物の形(特に人体)が崩れていることが多い。人間は思っている以上に人の形をよく覚えているのでデッサン(形状)の狂いは強い違和感を感じさせる。違和感はダイレクトにマイナスポイントなのでここは気を付ける必要がある。

どうしたらいいか
資料を参考にするのが手っ取り早くて良いです。理想は形状は完全に把握し理解することですがそのためには地道で膨大な努力が必要になるので飽きます。資料を参考にいくつか作品を描いて覚えるのが楽しく生産的に思えます。ポーズ資料集などを参考にする他、自分でポーズの自撮りをするのも良いです。ただ、資料を見ながら描くことも意外と難しいので多少工夫が要るかもしれません。


2.ペンツールにこだわる

これも大事です。大事なこと以外解説する気ないですが。
結論から言うと、ガタガタしたペンの方が魅力的に見えます。

人間は抽象的な物を見ると脳内で情報を補完する能力を持っているのでクッキリすっきりした線よりもガタガタとして不安定な線の方が想像力が介入してボーナスポイント加算されるのです。

例を挙げると油彩画はなんかぼんやりしてることがよくありますが携帯のカメラで撮った写真よりも美しく感じられると思います。あれは脳内で脳が好きな情報を補填しているからなんです。デジタルアニメよりもセル画のアニメの方が味があって綺麗に見えるのも絵具ならではの色のにじみやペンインクの染み方が理由なのです。twitterなどで見かける上手なイラストも拡大してみるとただくっきりした線ではなく様々特徴のある線になってると思います。

どうしたら...
clipstudioであればストアに良さげのペンがあると思います。または鉛筆ツールでも良いらしいです。鉛筆ツールは好みじゃないので私は使ってません。


3. ポーズをキメて動きを出す

上手なイラストでは、描かれているキャラクターが棒立ちのことはありません。人はポーズから印象を強く汲み取るものです。

片足立ちで斜めにのけぞっているイラストを見て安心感を覚える人はいません。またどっかりと地べたに座ってくつろぐイラストを見て危なっかしく感じることもありません。

キャラクターが棒立ちだと地味で印象が薄く、まるで証明写真のようになってしまいます。表現したい雰囲気によってポーズを考えることが大事です。


4.背景は誤魔化す

背景をしっかり描ける人はなかなかいません。し、滅茶苦茶難しいので無理に描くことはありません。絵の主役(大体はキャラクター)が映えていればほぼ無背景でも特に問題がないことが多いです。

簡単な解決策は無料素材を改造。

無料素材を改造する
文字通りです。なぜ改造するかというと、アニメキャラの背景がリアル写真だったら滅茶苦茶違和感があるからです。見つけやすい無料素材は風景写真だと思いますが違和感を生んでは絵を台無しにしかねません。要改造。

どうしたらいいのか
絵を描くソフトには基本色調や彩度を調整するツールがあるのでそこからポスタリゼーションをいじる。ポスタリゼーションとは色のグラデーションを抽象化することで、つまりイラストっぽくすることだと思う。(思考放棄)
その辺をいじったり細かいオブジェクトを消したりイラストっぽくすると良し。画像のチョイスはunsplashがおすすめ。


5.資料を参考にする

デッサンの次に大事かもしれない。どうやらパソコンという箱にはインテルネッツという辞書が入っているらしいがこれが非常に優秀で検索すればメイド服の写真も西洋甲冑の写真も出てくる。

初心者にありがちなのが資料を見るのは卑怯だと思い込んだりめんどくさがってリサーチを放棄することです。メイド服にはメイド服っぽさを演出している記号的な要素があるし西洋甲冑や萌え系二次元少女も可愛いと人に感じさせる記号の組み合わせで成り立っています。描きたいモチーフがある場合はしっかりリサーチすると筆の進みがぐっと良くなるのでおすすめです。

また、好きなイラストの画風をよく観察しながら描くのも有効なテクニックです。


6.(おまけ) 絵の主役を決める

絵に限らず表現物はみんなそうなのですが主役を決めることが大切です。その絵で表現したいものは何なのか。これを決めてこれを活かすように描画すると非常に魅力的に見えます。

葛飾北斎の富岳三十六景 神奈川沖浪裏では画面奥の富士山が主役でその主役を際立たせるために大きい波涛を描いたり富士山の周りを黒くして頂上の雪とコントラストを作ったりしています。
こういった具合で絵の主役を際立たせるためのメリハリを付けると非常に良い絵になります。

どうしたら
特に簡単なのは色でコントラスト(対比)を付けることです。
白い肌を目立たせたければ黒い服を着させ、黒い背景にするのが有効です。といった具合で...



まとめ

絵が上手い人は山のように膨大な「絵を良く見せるテク」「絵を簡単に描くテク」を知っています。そのテクニックをいかに盗むかがこの高度情報化社会での手っ取り早い上達法です。少なくともここで書いた5点を追求すれば周囲の人間たちに認められる程度の絵を描けるようになると思います。


まあ、僕はフォロワー数130人程度なんですけどね... ここまで読んで後悔しましたか?



ここに書いてある情報は随時更新していくしおれには実績もないし絵が上手くても異性にモテることはないし金銭は人の心を満たせないし怪しい宗教は金を巻き上げてきます。こんなに偉そうなことを描いている謎のオタクも市場原理主義も政治家も、またお前の今知覚している感覚も真実ではなく、信用に値しません。

ただふたつ信じられることは、人の積む徳と地道な練習による上達です。



plactice.........  everyday.......................................


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