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日記:1/17 淀ちゃん、爆ぜず

こんにちは。

激務がさらにひと段落したので本格的に精神に余裕が生まれてきた。


1/22に開催される関西コミティアに出展するつもりだったが、結論から言うと参加を辞退することにした。

関西コミティアは、コミケ的な同人誌の即売会なのだが、今回が初参加で24pくらいの成人向け漫画を頒布予定だった。
2ヶ月くらい前から準備していたのだが、年末年始でまともに作業に当たれる週末に予定が満載になってしまっていたこと、本業が繁忙期になり平日も作業時間をなかなか確保できなかったりで、完全に時間不足であった。

漫画の製作自体が初めてだったから、工程を見誤っていたのもあるが…
なんにせよ、こういう即売会のイベントの募集が始まるのは大体2ヶ月前くらいなので、イベントの申し込みをしてから製作開始するのは結構シビアだなと思った。事前に作っておいたのを頒布する方が遥かに易しい…


納期と言えば、学生の時分、建築学生として建築設計課題に身を削って取り組んでいた時代が懐かしい。

自分は甘く見ても不真面目で才能の無い生徒だったが、年に2度ある設計課題には毎度本気で取り組んでいた。
設計課題とは、お題に沿って土地の選定、設計図、建築模型、プレゼンボードを作成して発表する課題だ。

当時は工程の管理とかを考えられる知能が無かったので、提出日直前の5日間は命を削る思いで製作に当たっていた。

授業が終わる2時頃から作業を開始すると、大体深夜1時頃に心身ともに限界が来てしんどくなる。
胡坐を組んでいると足がしびれて石のようになるし、丸めた背中は硬直してめきめきと言い出す。あと、「これ、本当に終わるんか…?」と考えだしてくじけそうになる。

勿論、本来1ヶ月くらい掛けて行う製作作業(建築の形状とかプランニングは事前に考えていないと流石に間に合わない)を5日間くらいに凝縮して取り組むので、ゆっくり寝ていたら到底間に合わない。

気持ちも実情も、文字通り命を削っていて大変な思い出であった。
その経験があったから今はある程度余裕を考慮したり工程をざっくり考えたりする知力が芽生え始めたと言える。コミティアには間に合わなかったけどね…



淀川に漂流してきたクジラを見てきた。
クジラはそこらの水族館には居ないだろうし貴重だぜ…と思って遥々淀川の河口付近まで行ったが、実物はそんなに大きくなかったのでややがっかりであった。大体体感5mくらいに見えた。(8mあるらしい)

クジラは、脂肪が厚く死んでも体内の温度が下がりにくいので、腐敗が急速に進行してメタンガスが溜まり、爆発することがある。

明日、撤去予定らしいが、爆発しそうな様子は見られなかった。

正直、見たかったな…



Skebというサイトがあって、要するに個人間でコミッション(お金を払って製作を依頼する感じのことだ)をするサービスがあり、少し前から登録している。

個人のイラストレーターに簡単に依頼できるようにするためにかなり丁寧に作られているサービスなのだが、最大の特徴は、実際に金を払う依頼者に対して、イラストレーターがかなり優遇されていることである。

締切を過ぎてしまったり、依頼内容と違うものや、クオリティ不足のものを納品したとしても基本的にイラストレーターに再提出を求めたりキャッシュバックされたりとか、無い。

イラストレーションで小銭を稼ごうとするのは大抵、子供であろうからあんまり厳しくするとサービス自体が浸透しないのだろうが、やや過剰な采配だと思う。

何が言いたいかと言うと、そんな中でわざわざお金をペイして依頼をしてくれる人々が素晴らしいということだ。


かくいう自分もイラストレーター側で利用しているわけだが、極めて無名である割にこれまでで7件程度依頼頂いていて、至極光栄である。

お高くとまるのはちょっと忍びないな…と思って、最低金額の500円で請けているのだが、3000円で依頼してくれる方がいたりして、感激の限りだ。

多少小遣いが生じると、フリーランスへの憧れがムクムクと湧き上がってくる。

いずれ、創作物がバズりにバズって富豪になったら、豪邸を建てたい。
プール、サウナ、家政婦付きで、風呂は足を伸ばせる広いのがふたつあるところだ。

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