3日目。台北「迪化街古早味蚵嗲」。(19回目の台湾旅2023/09)
お昼前に迪化街(dí huà jiē)をぶらぶら。
乾物や漢方、布地の問屋街としての歴史を誇る老街ですが、最近はむしろリノベされた歴史建築におしゃれなショップがひしめき合っている場所、という印象の方が強いです。
コロナ禍の間に、またずいぶん様変わりしていました。
ちょっと驚いたのは布地問屋と食料品店の集まる永楽市場で、ここの1階の食料品店エリアが、いつの間にかあちこち寿司屋だらけに。しかも結構な行列。
ちょっと食べてみたい気もしましたが、今回は見送って市場の外に出ると、やはり見慣れぬ綺麗なお店を発見。
「迪化街古早味蚵嗲(dí huà jiē gǔ zǎo wèi kē diǎ)」、「蚵嗲」という牡蠣と野菜に衣をつけて揚げた台南あたりでよく見かける食べ物の専門店です。「蚵嗲」、いわゆる台湾華語では「kē diǎ」と言ったような発音になりますが、たぶん華語で呼ぶ人はいなくて、台湾語で「ô-te」、むりやりカタカナにすると「オデ」とか「オデエ」と言った感じで呼びます。
あとで知ったことですが、このお店、ずっと屋台でやっていたところを区画整理でつい2023年の8月に移転オープンしたばかりだったそうで、どうりでピカピカなわけです。ということで「蚵嗲」をひとつ。
注文してから揚げてくれて、食べやすく四つに切ってくれました。口の中を火傷しそうなほどあつあつだったので、そのままかぶり付かなくてよかった。
中には小ぶりの新鮮な牡蠣がぎっしり詰まっていて、キャベツやネギの甘さと相まって、こんなのおいしくないわけないです。他にもいろいろメニューがありますが、これひとつで結構な満足感。
55元だったので当時だと約250円。いまは円安がさらに進んでいるのでもうちょっと高いですが、この値段なら文句のつけようがないです。台北でもこんなに美味しい「蚵嗲」が食べられるなんてと感動しました。
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