2日目。台北萬華「海味豐台菜海鮮」で朝ごはん。(19回目の台湾旅2023/09)
晩ごはんはMRT西門駅からぶらりと歩いて萬華(wàn huá)エリアの心臓部へ。
艋舺(台湾語でBáng-kah、華語だとměng jiá)とも呼ばれるこの辺りは台北という都市の始まりの地で、歴史ある下町として独特の雰囲気を今も残す場所です。
西門エリアの喧騒を離れ、人通りもまばらになり、なおもしばらく歩くと「海味豐台菜海鮮(hǎi wèi fēng tái cài hǎi xiān)」と書かれた看板が。
ここはいわゆる熱炒(rè chǎo)、居酒屋です。
あたりの静けさが嘘のように、店内は台湾の下町らしい、ちょっとやんちゃな風情のお兄さんお姉さんたちでたいへん賑わっていて、気圧されるよりむしろ、こういう店は間違いない!とわくわくしてしまいました。
店の奥の方はちょっと大きめのテーブルが数卓あって、手前は少人数向けの台湾っぽい低いテーブルと低い椅子がやはり数卓。わたしはレジ前の低い席に座りました。ひとり客は珍しかろうという感じです。
メニューを見ながら店の人におすすめも紹介されて、三種類をピックアップ。
ビールはお馴染みの自分で冷蔵庫から取ってくるシステムで、あったら飲まざるを得ない18天台灣生啤酒をチョイス。
注文した料理はまず炒螺肉(chǎo luó ròu)。ビールにめちゃくちゃ合うカタツムリの炒め物です。九層塔(jiǔ céng tǎ)、いわゆる台湾バジルと炒めてあって、濃いめの味付けと爽やかな風味のマッチングが素晴らしかったです。
次に炒水蓮菜(chǎo lshuǐ lián cài)、こちらは水草の炒め物。しゃきしゃきとした歯ざわりがたいへんよい。
そして最後にやってきたのがお店の人おすすめの花枝蝦餅(huā zhī xiā bǐng)。
からっと揚げた衣の中には、叩いて荒いすり身状にした新鮮なイカと海老がぎっしり。これはうまい。
かねがね台湾のイカと海老はわりとどこで食べても鮮度がよくてうまいとは思っていたのですが、ダブルでしっかり手を繋いでやってこられると「この手があったか〜!」と嬉しい衝撃を覚えました。
他にも美味しそうなものが山ほどあったのですが、もうこれだけでお腹がぱんぱんで苦しくなってしまったのでお会計。
一品一品がおひとり様の量じゃないのが残念。
花枝蝦仁餅は220元(1,000円ちょっと)、炒螺肉180元(約800円)、あと炒水蓮とビールは値段よくわかんなくて、全部合わせて630元(約2,900円)。
この量とクオリティでこれは安い。
次回は何人かで来てシェアしつつもっとあれこれ食べたいけど、ひとりでも腹パン覚悟でまた来てしまいそうなくらいよいお店でした。
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